「からだの脳」は「眠ること」で健全に育ちます
乳幼児期は「からだの脳」を最優先に育てる時期です。そのために親がいちばん力を注ぐべきことは何だと思いますか?それは、「十分に眠らせること」です。
人間は「昼行性」の動物ですから、日が暮れて暗くなると眠くなり、朝になると目覚めます。これは「からだの脳」の指令によるものです。
夜眠り、朝起きるという生活リズムを確立することで、ホルモン分泌や自律神経の働きが整うので、脳も体も健全でいられるのです。
十分に脳が育った大人でも、「眠りなさい」という体の指令を無視して睡眠不足を続けていると、うつ病になったり、過労死につながったりすることは周知の事実です。ましてや未熟な脳を持つ子どもは、育ちそのものに悪影響を与えます。
「からだの脳」育てチェック!
【赤ちゃん編(0~1歳)】●ママやパパの気持ちが安定している
●発達に合わせたふれあい遊びをしている
●授乳や食事は空腹になったときにあげている
●夜は真っ暗な中で寝かせている
●室内で自由に動き回れるようにしている
【幼児編(2歳~)】●朝は決まった時間に起きている
●夜、じゅうぶんな睡眠をとっている
●空腹を感じて食事をしている●背筋がぐにゃぐにゃしていない
●走ったり動いたりして遊んでいる
チェックがつかなかった項目があれば、その部分を見直してみてください。
生活の基本は「早起き」「朝ごはん」「早寝」!
生後1週間目の新生児に必要な睡眠は16時間半、5歳で11時間、9歳でも10時間とされています。この睡眠時間を確保することを、子育ての最優先課題と考えてください。
そして生活の基本は「早起き」「朝ごはん」「早寝」です。このような生活が、赤ちゃんの脳を育てるのです。
早起きをする
日の光を浴びて起床することで、日中の活動を促す「交感神経」が働き始め、元気ややる気のもとになるホルモンがたっぷり分泌されます。
朝ごはんを食べる
食事を決まった時間に食べることで「腹時計」が規則正しくリズムを刻み、起床時間や就寝時間も整います。特に朝食は、その要です。
早く寝る
成長ホルモンは、夜10時から午前2時の間に大量に分泌されます。この時間帯に深い眠りについていることで骨や臓器が育つのです。
「からだの脳」を健全に育てるには、【早く寝ること・決まった時間に寝ること・朝早く起きること・おなかをすかせて食事をすること・たっぷり体を動かして遊ぶこと】。
けっして難しいことではないので、子供の脳育てのためにママやパパがサポートしてあげてくださいね。
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