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2023.01.16

離乳食の基礎知識

赤ちゃんに卵を食べさせる時、絶対守るべきことは?下処理の方法も紹介【管理栄養士監修・動画あり】

タンパク質がたりないときや彩りにサッと混ぜるだけで便利な卵。今回は、離乳食で卵を使用する際の注意点から基本の下処理方法や保存方法まで管理栄養士・上田玲子さん監修のもとご紹介します。

【動画はコチラから】

赤ちゃんにはじめて卵を食べさせる前に注意したいポイント5つ

POINT1 病院を受診できる時間にする

アレルギー症状は食べてから15分~2時間以内に出る「即時型」がほとんど。万が一何かあったときに備えて、病院を受診できる時間に食べさせましょう。

POINT2 ごく少量を与える

少量であれば「口の周りが赤くなった」という程度の軽い症状で気づくことができ、重症化を防げます。

POINT3 初めて食べさせる食材は1回で1種類に

初めて食べさせる食材が2つ以上あると、症状が出たときに原因食材を特定できなくなるためです。

POINT4 体調のいいときに食べさせる

湿疹や下痢があるとき、赤ちゃんの機嫌が悪いときなどは、食物アレルギーの症状と区別しにくくなってしまうため、体調のいいときに食べさせましょう。

POINT5 新鮮な卵を使用し割卵後は、すぐに調理すること

使用する卵は新鮮でかつサルモネラ菌に汚染されていないことが前提です。サルモネラ菌による食中毒予防に関しては乳幼児でも成人でも同じこと。下記に注意しましょう。

●食肉や卵などを取り扱った手指や調理器具はそのつど必ず洗浄消毒すること。(二次汚染防止)
●卵は新鮮なものを購入し、購入後は冷蔵保管すること。
●割卵後は直ちに調理して早めに食べること。なお、卵の割り置きは絶対しないこと。

卵の下処理方法

鍋に卵とかぶるくらいの水を入れて火にかけ沸騰してから10分ゆでる

鍋に卵とかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰してから10分ゆで、かたゆで卵をつくっていきましょう。

冷まして殻をむく

水を入れたボールに卵を入れ卵を冷ましてから殻をむきます。

かたゆで卵から卵黄を取り出す

生後7ヶ月頃の離乳食中期およびモグモグ期前半までは、アレルギーを起こしやすい卵白はNGです。卵黄と卵白は生の状態で分けるより、かたゆで卵を作ってから割るほうが、卵黄だけをきれいに取り出せます。

ラップに包んでほぐし冷凍する

かたゆで卵黄はラップに包んで指でつぶしてほぐした後、そのまま冷凍しましょう。使うときは冷蔵庫で解凍、もしくは電子レンジで解凍を。また、ゆで卵はそのまま冷凍すると、解凍したときに卵白の部分の水分が飛んでしまい、おいしくありません。冷凍するのは「黄身」のみにしましょう。
※冷蔵庫で解凍した場合には乳児に与える前に必ず加熱すること

基本の調理法や形状、卵を使った離乳食レシピはこちらから▷離乳食の卵はいつから?進め方や量、調理のポイントと初期~完了期のおすすめレシピ14品

いかがでしたか?離乳食期で使う卵は、完全に火を通した「かたゆで」に。アレルギーが起こりにくい黄身からスタートさせ、あとは赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていくのが基本です。卵は栄養面ではとても優秀な食材なのでアレルギーをこわがりすぎず、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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