⑦「うんち」はとてもデリケート。ママやパパはあわてず対応を
子供がいきんだときに「待って待って、トイレでしよう!」などとあわてて大きな声を出したりするのは、できるだけ避けて。ママが騒ぎだすと、子供は何が起こったのかわからずびっくりしてしまい、便意までどこかに飛んでいってしまいます。
せっかくうんちを教えてくれたのに出ない、ということにもなりかねません。
⑧スムーズに出すために、うんちをやわらかくする食生活を意識
うんちがかたすぎると、いきんでも出ないことがあります。すると、腸の出口(直腸)にたまったままになり、だんだん便意も感じにくくなります。
子ども自身も気がつかないうちに、パンツの中にコロコロとうんちが出てしまう、なんてことも。
また、うんちがかたいのにいきむと、肛門が切れてしまうおそれもあります。痛いのがこわくて、ますますうんちをしたがらなくなってしまう悪循環に。
食事に野菜や海藻類を積極的に取り入れ、うんちをやわらかくする食生活を心がけて。果物も腸の運動を活発にする効果があるのでおすすめです。
たっぷり運動をして、体や筋肉を鍛えることも大切。腸の働きを活発にし、しっかりいきめる体にしましょう。
⑨うんちがやわらかすぎる子は、あせらず成長を待って
うんちがやわらかすぎると、子供が便意に気がつきにくいです。
あまりいきまなくてもスルッと出てしまうため、ママも誘うタイミングがわかりづらいことでしょう。その結果、知らないうちに、いつもパンツの中におもらししてしまうことも。
やわらかいうんちは回数が多くなる傾向があるので、一日に何度もパンツを汚してしまうこともあるでしょう。
腸の働きが非常に活発な子の場合、食事や運動でかたくするのはむずかしいですが、便意に気づきにくいとはいえ、まったく便意がないというわけではありません。
脳が発達してくれば、トイレでうんちができるようになるので、少し成長を待ちましょう。