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2021.08.18

離乳後期(9・10・11ヶ月)カミカミ期

離乳食後期(9~11カ月・カミカミ期)の進め方・固さ・大きさ・量の目安と食材&おすすめレシピ

1日3回食になり、大人と同じタイミングで食事をとれるようになる離乳食後期。食べることに対する興味が増し、手づかみ食べも盛んに。この時期の離乳食の進め方や注意点をご紹介します。赤ちゃんも大満足のレシピも参考にしてください!

離乳食の後期はいつから?進め方のポイント

離乳食の後期は生後9カ月から11カ月ごろにかけての時期で、これまでの2回食から3回食へステップアップ! 決まった時間帯に食べさせ、食生活のリズムをととのえていく時期でもあります。おっぱい・ミルクを飲む量は減り、栄養のメインは離乳食にスイッチ。ごはん、パン、うどんなどのエネルギー源、野菜、果物、海藻などのビタミン・ミネラル源、肉・魚・卵などのタンパク質源の3つの栄養素を意識して献立を立てましょう。

このころから鉄分が不足がちになるので、赤身の魚やレバー、緑黄色野菜、ひじき、大豆、卵など鉄分豊富な食品を意識してとり入れて。大人の料理を薄味&やわらかめにして取り分けるのもおすすめです。食材によって、あらみじん切り、コロコロの角切り、薄切りなどバリエーションをもたせると口の動きのトレーニングとなり、かむ力が育まれます。

離乳食後期に多い手づかみ食べも大事な成長の過程

このころの赤ちゃんは、手指が発達し、指先がセンサーとなって食べ物の温度やかたさを感じとるようになります。ぐちゃぐちゃにかき回したり、つかんで床に落としたり「遊び食べ」が盛んになるのでママは大変ですが、赤ちゃんは食べ物を「どうしたら自分で食べられるか」を研究しています。ある程度は赤ちゃんの自由にしてあげましょう。

手づかみ食べは、目で見て、手でつかんで口に運ぶという、目と手と口の協調運動。ゆで野菜やパンなど、小さな手でも持ちやすいひと口サイズのメニューで、赤ちゃんの「自分で食べたい気持ち」を応援してあげましょう。

離乳食後期の目安量はどれくらい?

離乳食後期(カミカミ期)の1回分の食事量の目安は、主食とおかずを合わせて、子ども茶わん1杯程度です。食べる量は個人差が大きいので、下記の量はあくまでも目安にしてください。前半・後半ととくに明記のないものは、離乳食後期全体を通しての量です。

★ごはん…カミカミ期前半・5倍がゆ90g/後半・軟飯80g

★食パン…カミカミ前半・25g/後半・35g

★ゆでうどん…カミカミ期前半・60g/後半・90g

★野菜…カミカミ期前半・20g/後半30g

★果物…10g

★豆腐…45g

★肉・魚…それぞれ15g

★全卵…1/2個

★乳製品…80g(牛乳なら90ml※牛乳は飲み物として与えるのは1才以降に)

離乳食後期は食べられる食材の種類がさらに増え、メニューのバリエーションも豊富に

離乳食後期からは食べられる食材がグンと増えます。ビタミン・ミネラル源食品では、「れんこん」「たけのこ」「ごぼう」、タンパク質源食品では、「たら」「あじ」「かき」「あさり」「牛赤身肉」「牛赤身ひき肉」「豚赤身肉」「豚赤身ひき肉」「レバー」などがあります。一汁ニ菜という理想的な献立バランスも作りやすくなるので、離乳食作りの手間も軽減されます。

記事を読む⇒⇒⇒離乳食の肉類はどの順番で食べていいの?冷凍方法や注意事項も紹介!

離乳食後期は鉄分量や食材のかたさに注意して

母乳が好きで、離乳食をあまり食べないという悩みも多い時期。しかし、生後9カ月になると母乳に含まれる鉄分量が減るため、母乳好きの赤ちゃんに鉄欠乏性貧血が見られることも。赤ちゃん時代に3カ月以上貧血の状態が続くと、脳の発達にも悪影響が出るといわれています。母乳の回数が多く、体重が増えていたとしても安心せず、離乳食をしっかり食べられるように、食事のタイミングやメニューを考えてみましょう。

離乳食後期のころには、口のまわりの筋肉がよく動くようになり、上唇にも力がついてきます。スプーンを口の奥まで入れて食べさせると、食べ物を流し込むようにして食べてしまい、そしゃくの練習になりません。スプーンは前歯よりも奥に入れないことがポイント。今までよりも少しくぼみの深いスプーンに替えると、唇ととじて食べ物をとり込む力をつけるのに役立ちます。

また、この時期のかたさのお手本は、指でつまんで軽く力を入れるとつぶれるバナナ。やわらかすぎると舌でつぶれ、かたすぎると歯ぐきでつぶせないため、どちらも丸飲みの原因になるので気をつけましょう。

記事を読む⇒⇒⇒離乳食をかまない!まる飲み!ママたちこの方法で直しました!

離乳食後期のレシピ&献立に役立つメニュー10!

ピーマン卵チャーハン

ピーマン卵チャーハン家にある材料でパパッと作れる栄養満点ごはんメニュー

〈材料〉
軟飯…70g(子ども茶わん七分目)
ピーマン…20g(中1/2個)
とき卵…1/2個
植物油…少々

〈作り方〉
1 ピーマンはへたと種を除き、みじん切りにする。
2 フライパンに油を中火で熱し、1を入れて2分ほどいため、軟飯を加えて全体をいためる。
3 とき卵を回し入れ、卵に火が通るまでまぜながらいためる。

フレンチトースト

フレンチトースト手づかみ食べにオススメ! オレンジジュースの爽やかな風味が新鮮!

〈材料〉
食パン…25g(8枚切り1/2枚)
オレンジジュース(果汁100%)…大さじ4
とき卵…1/2個分
バター…少々

〈作り方〉
1 食パンは手づかみしやすい大きさに切る
2 バットに1を並べ、オレンジジュースをかけてふやかす
3 フライパンにバターを弱めの中火で熱し、2を1切れずつとき卵にくぐらせて並べ、卵に火が通るまで両面をこんがりと焼く。

アスパラ肉だんごうどん

アスパラ肉だんごうどん野菜&肉だんごで食感豊か! よくかんで食べごたえじゅうぶん

〈材料〉
ゆでうどん…60g(1/4玉強)
アスパラガス…20g(中1本)
かたくり粉…小さじ1/2
A(豚赤身ひき肉…15g、
ねぎのみじん切り…小さじ1
かたくり粉…小さじ1/2)
だし…1/3カップ

〈作り方〉
1 アスパラガスは根元のかたい部分を切り落とし、下半分の皮をむく。さっとゆでてあらく刻み、かたくり粉をまぶす。うどんは1~2cm長さに切る。
2 ボウルにA、アスパラガスを入れてまぜ、小さく丸める。
3 鍋にだしを中火で煮立て、2を加え、火が通ったらうどんを加えてやわらかく煮る。

ベビー肉じゃが

ベビー肉じゃがおいもに肉のうまみがしっかりしみる! ママ&パパのぶんも一緒に調理して時短

〈材料〉
じゃがいも…30g(中1/5個)
玉ねぎ…15g(1.5cm幅くし形切り1個)
牛赤身薄切り肉…10g
だし…1/2カップ

〈作り方〉
1 じゃがいもは皮をむいて7mm角に切る。玉ねぎは薄切りにしてから、あらく刻む。牛肉はこまかく刻む。
2 鍋にだし、じゃがいも、玉ねぎを入れて弱火で熱し、やわらかくなるまで煮る。
3 牛肉を加え、アクをとりながら火が通るまで煮る。

トマトとブロッコリーいため

トマトとブロッコリーいため酸味をやわらげるチーズをアクセントに! 野菜のうまみを凝縮した1皿

〈材料〉
トマト…15g(果肉大さじ1)
ブロッコリー…10g(小房1個)
オリーブ油…少々
粉チーズ……小さじ1/3

〈作り方〉
1 トマトは皮と種を除き、7mm角に切る。
2 ブロッコリーはやわらかくゆで、トマトと同じ大きさに刻む。
3 フライパンにオリーブ油を中火で熱し、1、2を入れていため、粉チーズを振る。

グリーンポテトサラダ

グリーンポテトサラダほくほくのおいもはベビーのお気に入り! 簡単スピード定番メニュー

〈材料〉
ブロッコリー…20g(小房2個)
じゃがいも…50g(中1/3個)
ツナ(水煮缶)…15g(大さじ1)

〈作り方〉
1 ブロッコリーはやわらかくゆで、あらく刻む。
2 じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆで、あらくつぶし、1、ツナを加えてあえる。

キャベツとしらすのお焼き

キャベツとしらすのお焼き卵1個で2枚作れる! 1枚は冷凍してストックすれば便利

〈材料〉
しらす干し…20g(大さじ3)
キャベツ…40g(中2/3個)
卵…1個
水…大さじ3
小麦粉…大さじ4
ごま油…小さじ2

〈作り方〉
1 しらす干しは熱湯1カップ(分量外)に5分ほどつけて湯をきる。キャベツはやわらかくゆで、こまかく刻む。
2 ボウルに卵を割りほぐし、水、小麦粉を加えてよくまぜ、1を加えてまぜる。
3 フライパンにごま油の半量を熱し、2の半量を流し入れて両面をこんがりと焼く。もう1枚も同様に焼き、食べやすく切る。

たらとほうれんそうのリゾット

たらとほうれんそうのリゾット仕上げの牛乳でほんのりクリーミー! 赤ちゃんが食べやすいまろやかな味わい

〈材料〉
たら…10g(切り身1/12枚)
ほうれんそうの葉…20g(大4枚)
軟飯…90g(子ども茶わん軽く1杯)
水…1/2カップ
牛乳…大さじ1

〈作り方〉
1 たらは皮と骨を除き、7mm角に切る。ほうれんそうはさっとゆで、こまかく刻む。
2 鍋にたら、水を入れて中火で煮立て、ほうれんそう、軟飯を加えて2分ほど煮る。
3 仕上げに牛乳を加え、ひと煮する。

鶏ひき肉と大根のあんかけごはん

鶏ひき肉と大根のあんかけごはんひき肉は胸肉やささみのものをセレクト、脂を抜いて上品な味わいに

〈材料〉
鶏ひき肉…15g(大さじ1)
大根…30g(3cm角1個)
大根の葉…少々
軟飯……90g(子ども茶わん軽く1杯)
だし…1/4カップ
A(かたくり粉…小さじ1/4
水…小さじ1)

〈作り方〉
1 大根は皮をむき、5mm角に切る。大根の葉はこまかく刻む。ひき肉はひたひたの熱湯でほぐしながらさっとゆで、ざるに上げる。
2 鍋に大根、だしを入れて弱火で3分ほど煮て、葉を加えて火を通す。ひき肉を加え、Aをまぜて加え、とろみをつける。
3 器に軟飯を盛り、2をかける。

プチハンバーグ ポテト添え

プチハンバーグ ポテト添え極小サイズだから手づかみもラクラク!

〈材料〉
牛豚合いびき肉…15g(大さじ1)
じゃがいも…40g(中1/4個)
パン粉…小さじ2
水…小さじ1
植物油…少々

〈作り方〉
1 じゃがいもは皮をむいて食べやすく切り、やわらかくゆでる
2 ボウルにパン粉、水を入れ、ふやけたらひき肉を加えてねりまぜ、直径1cmに成形する。
3 フライパンに油を中火で熱し、2を並べ、両面をこんがりと焼く。肉の横で1もこんがりと焼き、ともに器に盛る。

記事を読む⇒⇒⇒離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月ごろ・パクパク期)のおすすめレシピ!進め方や量、理想的な献立は?

『はじめてママ&パパの離乳食』(主婦の友社)の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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