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――「子どもと食を楽しみたい」と願い、日々キッチンに立つあまこさん。対するそうりくんは、食への興味が薄く、かむ力も同年齢の子どもと比べても弱かったといいます。
「離乳食の本を開くと、月齢別のかたさ・大きさや食べる分量の目安が載っていますよね。でも、そうりの場合は、この目安どおりに進めるのは難しかった。
発達障害のない赤ちゃんでも、よく食べる子もいれば、少食の子もいて、急にステップアップ(離乳食の段階を進めること)するとびっくりしてしまう子もいますよね。悩んでいるママがいたら、目安はあくまで目安、そのとおりにしなきゃと気負いすぎずに、と伝えたいです」
ーーー発達の専門家にもたくさん相談をするなかで、あまこさんは「子どものタイミングに合わせることが大事」と思うようになったといいます。
「食べるって、体内に異物を入れることでしょ。不安や緊張があって当然なんだそうです。たとえば、自然界では苦みは毒の可能性があるし、酸味は腐敗のシグナル。
えぐみや苦みのある葉野菜が苦手な子が多いのは、本能的に『危険かも!』と警戒しているからなんですね。
生野菜までバリバリ食べられるようになるのは、経験の積み重ねによって『安全でおいしい』と理解できているから。だから今は食べない赤ちゃんも、いつかは食べられるようになるはず。子どもの食はゆっくりでも発達していくものです。
目安どおりじゃなくても大丈夫。ママやパパが食べているところを見ることだって赤ちゃんにとっては経験ですよね。
そうこうしているうちに、ある日急に食べられるようになったり、なんなら好物になったりもする。その日がくるまで、のんびりゆるゆる、赤ちゃんのペースで進めていけばいいんじゃないかな」
「コップやスプーンはそうりのお気に入りにたどりつくまで、いろいろ試しました」
裏にシリコンがついていてすべりにくいお皿。「お皿が動いちゃうストレスが減り、すいぶんと食べやすそうになりました」
撮影/公文美和 『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです