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2021.11.18

病気・ケガ・救急

子供服のフードやひもが思わぬ事故に!「かわいい」だけで選ぶのは危険です


子供服が原因で起きるおそれのある事故例

まずひもに関してですが、子供同士でフードのひもを引っ張り合った、ズボンのすそひもが自転車の車輪に巻き込まれた、上着のひもが遊具に引っかかりケガをしたなどがあります。

次に今回の規格の対象外ですが、フードに関しては、公園のジャングルジムやすべり台などに引っかかり、首が絞まったり、転倒したりしたほか、家のドアノブに引っかかり、首つり状態になった事故も起こっています。

乳児では口や鼻をふさぎ、窒息の危険もあります。

子供服で危険を感じても、苦情や報告をする親御さんは少ない

東京都が過去に行った子供服の危険に関するアンケートでは、全体の77%が「危険を感じたことがある」と回答し、そのうちの6人に1人が、実際にケガをしたと答えています。

ところが危険を感じた人でも、96.6%はどこにも苦情などを報告していませんでした。「事故原因は自分の不注意」と考える親御さんが多いようで、問題が潜在化する傾向があるのです。

これでは事業者に事故情報が伝わらず、子供服の安全対策が進まないことに・・・。

次の事故を未然に防ぐためにも、もし何かあったときは相談窓口や消費生活センターなどに連絡をしていきましょう。

リスクを認識し、安全な製品を選ぶ目を養うことが大切

子供服を選ぶとき、デザインのかわいさや価格を優先し、安全面については後回しになりがちですが、さまざまなリスクがひそんでいることを認識し、安全な製品を選ぶ目を養うことが大切だです。

また、着用させる際もその都度、安全性について考えていただきたいです。

お呼ばれの時などはかわいさを優先させても、公園で遊ばせるときはひもやフードのない服を着せるなど、状況に応じて使い分けることも重要です。

大切な子供の安全を守るため、手持ちの服を再チェックしてみてくださいね。

記事を読む⇒⇒⇒迷子紐や子供用ハーネスの必要性。おすすめ人気商品10選も!

イラスト/碇 優子 取材・文/田代祐子

【PROFILE】 田近 秀子 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)標準化を考える会代表

これまで事業者中心だった安全基準(規格)に消費者の声を反映することを活動の目的とし、2015年に制定された「子ども服のひもの安全基準に関する『JIS L4129』」にも尽力。

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