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2022.12.19

育児体験談・インタビュー

「朝日のように輝く人生を送ってほしい」発達障害の息子の名前に込めた思い…。『虹色の朝陽』著者インタビュー【後編】


「しあわせだった」と答えられる未来の自分でありたい

――中尾さんが、過去・現在・未来の自分に声をかけるとしたら、どのような言葉になりますか?

「過去の自分は朝陽のことを誰にも相談できずにけっこう落ち込んでいたので、もし過去の自分に会えるなら『何か話を聞こうか?』と声をかけてあげたいです。話してスッキリさせて、ラクにしてあげたいです。

現在の自分には、よく視聴者の方から『がんばりすぎないでね』と言われることが多くて。がんばっているつもりはなく、もちろん怠けているつもりもないですが、『焦らず、あきらめずに子育てをしていってね』と言いたいです。がんばりすぎず、がんばってねと」

――未来はいかがでしょう?

「未来はどうなっているか全然わかりませんが、障害のある子を育てていくって、最初は不幸なことだと思っていた自分がいたんです。周りからもかわいそうとか、つらそうとか、そういうふうに声をかけられることが多くて。

もちろん大変なことは多いのですが、未来の私には『20年くらい子育てをしてきて、障害のある子を育ててどうだった?』って聞いてみたいですね。『しあわせでしたか?』って将来の自分に聞いてみたいです。『しあわせだった』と答えられる自分になりたいなと思います。

次男にも発達障害が判明し、中学校では支援学級に。でも…

――最後に中尾さんの今後の夢や目標を教えてください!

「今回出版した『虹色の朝陽』では、朝陽の赤ちゃんの頃から小学校に入学するまでの様子の8年間をまとめました。

続編を期待してくれる方がいれば、小学校以降の学校生活、大きくなって就労のことなども書いてみたいなという目標があります。

また、次男にも発達障害があることが分かりました。来年から中学校の支援学級に行くのですが、その情報が足りなくて、今悩んでいるところなんです。

支援学級という選択でよかったのか、支援学級を選択したことで高校はどうなるのかなど、手探りでやっているという状態で…。まさに朝陽の進路で悩んでいた自分とリンクするところがあるんです。

でもこの経験がまた誰かのお役に立てたら…というふうにも思っています」

前編を読む⇒⇒⇒息子が自閉スペクトラム症!?受け入れられず現実から逃げる日々。夫婦関係もギクシャクして…。『虹色の朝陽』著者インタビュー【前編】

〈PROFILE〉
中尾きみか保育士、幼稚園教諭二種免許取得。3人の男の子の母。日産ミスフェアレディ(現日産PRスペシャリスト)として4年間勤務後、結婚・出産をへて、認定子ども園にて2年間勤務。三男(朝陽)が発達障害と診断され、退職。2019年にSNS「虹色の朝陽」で発達障害の子の育児について発信を始める。やさしい語り口と、発達障害を持つ子の育児についての真摯な姿勢にフォロワーが増加中。2022年10月に朝陽くんとの8年間を綴った『虹色の朝陽』を出版。『虹色の朝陽』HP▶https://nijiironoasahi.com/

『虹色の朝陽 発達障害を持つ息子との8年間』1,540円(主婦の友社)

取材・文/田代祐子 ※記事の内容は2022年11月時点のものです

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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