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2021.08.21

離乳食の基礎知識

赤ちゃんが食べていいもの・悪いもの【時期別にひと目でわかる食材チェック表】

赤ちゃんが食べられるものは、舌の動きや消化能力の発達などに従い増えていきます。時期別の「食べていい・悪い」がひと目でわかる早見表でチェックしましょう。

赤ちゃんが食べていいもの・悪いもの【食材チェック表】

※各期の月齢と調理の目安、表の○△×の意味は次の通りです。
食材早見チェック表

エネルギー源食材:穀類

食パン いつから●ごはん・・・おかゆ、軟飯、ごはんと、成長に合わせて変えていく
●食パン・・・米より消化しにくいのでゴックン期後半から
●バターロール・・・小麦食品で脂質が多い。マーガリン使用のものは避けて
●もち・・・のどに詰まらせる危険があるので、3歳まではNG
●小麦粉・・・米より消化しにくいのでゴックン期後半、6ヶ月ごろから

エネルギー源食材:めん類

うどん いつから●うどん・・・小麦を使ったものはゴックン期後半から。やわらかくゆでる
●スパゲッティ・マカロニ・・・やわらかくしにくい。歯ぐきでつぶせるようになってから

エネルギー源食材:いも類・その他

バナナ いつから●じゃがいも・・・生のまますりおろして加熱するとトロリとした食感に
●バナナ・・・最初はつぶして水をまぜてやわらかく
●コーンフレーク・・・砂糖などをまぶしていないプレーンタイプを使う

タンパク質源食材:魚介類

鯛 いつから

●白身魚(真鯛・ひらめ・かれい)・・・低脂肪で栄養バランスもいい。水分ととろみを補う調理を
●白身魚(たら)様子を見ながら少しずつ
●赤身魚(まぐろ・かつお)・・・鉄分やDHAが豊富。まぐろは赤身、かつおは背身を使う
●青背魚(あじ・いわし・ぶり)・・・脳の働きをよくするDHAやEPAなどの脂質が多い
●貝(ほたて・あさり・しじみ)・・・使ってもごく少量。よく加熱して
●えび・・・アレルギーの心配がある食材。甘えびも同様
●いか・たこ・・・そのまま食べさせるのは2歳半〜3歳以降に
●刺し身(生食の場合)・・・生食は厳禁。生魚を使ったすしやサラダも与えない

タンパク質源食材:卵(鶏卵・うずら)

卵 いつから卵黄・・・豆腐や白身魚に慣れてから、様子を見て少しずつ
卵白(全卵)・・・9ヶ月過ぎごろからしっかり加熱して少量ずつ与える

タンパク質源食材:肉類

レバー いつから●鶏ささ身・・・低脂肪で胃腸への負担が少ない。肉のスタートにおすすめ
●鶏胸肉・鶏もも肉・・・胸肉はささ身に慣れてから。もも肉は皮をとり除く
●鶏ひき肉・・・皮なしの胸肉やささ身を家庭でたたいて使う
●牛赤身肉・牛赤身ひき肉・・・鉄分が豊富。鉄が不足しがちなカミカミ期からがおすすめ
●豚赤身肉・豚赤身ひき肉・・・牛肉に慣れてから。ビタミンB1が豊富に含まれる
●合いびき肉・・・白っぽいものには脂肪が多いので避ける
●レバー・・・鶏、牛、豚のどれでもいいが、鶏レバーが扱いやすい

タンパク質源食材:乳製品

牛乳 いつから●牛乳・・・ミルク煮などの調理に使用。飲み物としては1歳過ぎから
●プレーンヨーグルト(無糖)・・・消化吸収がよい。モグモグ期から少しずつ
●カッテージチーズ・・・高タンパク質、低脂肪。裏ごしタイプを使う
●プロセスチーズ・・脂肪分と塩分が多い。離乳食後期に少量を味つけ程度に

タンパク質源食材:大豆製品

納豆 いつから●豆腐・・・消化吸収がよい。はじめて与えるタンパク質源に最適
●豆乳・・・無糖で、大豆だけを原料にしたものを
●きな粉・・・気管に吸い込む危険が。離乳食に慣れてから必ず湿らせて
●納豆・・・発酵作用で大豆そのものより栄養価が高い。こまかく刻む
●油揚げ・・・奥歯がないと食べにくく、油抜きをしても油が多い

タンパク質源食材:加工品

ツナ いつから●しらす干し・・・良質のタンパク源だが、必ず塩抜きをする必要がある
●ツナ水煮缶・・・食塩無添加がベスト。油漬けでなくても意外に高脂肪
●ツナ油漬け缶・・・塩けも脂肪も多く、赤ちゃんには不向き
●塩鮭・・・ふり塩や甘塩タイプをしっかり塩抜きして少量なら
●かつお節・・・だしとして使うならゴックン期からOK
●たらこ・・・塩分が多く不向き。しっかり加熱して風味づけ程度に
●ハム・ソーセージ・ベーコン・・・表示を確認し、添加物の少ない良質のものを選ぶ

ビタミン・ミネラル源食品:野菜類①

離乳食 野菜

●にんじん・・・やわらかく調理しやすく、使いやすい
●かぼちゃ・・・切り口の色が鮮やかで、種が乾いていないものを選ぶ
●トマト・・・皮と種はとり除く。よく熟したやわらかいものを
●ほうれんそう、小松菜・・・鉄分が豊富。繊維が多いのでゴックン期には与えなくても
●ブロッコリー・・・やわらかく調理しやすい穂先の部分を使う
●グリーンアスパラガス・・・収穫後時間がたつと、繊維質がふえ苦みも出てくる
●グリーンピース・・・やわらかくゆでて薄皮をむく。ゴックン期はさらに裏ごしを
●さやいんげん・・・トロトロに調理しにくいので、ゴックン期には不向き
●さやえんどう・・・βカロテン、ビタミンB、Cが豊富。やわらかくゆでて刻む
●ピーマン・・・ゴックン期に与えるならよくゆでて薄皮をむいて裏ごし

ビタミン・ミネラル源食品:野菜類②

離乳食 野菜●キャベツ、白菜・・・クセはないが繊維が多いので、ゴックンと飲み込みにくい
●レタス・・・ビタミンやミネラルが豊富。カミカミ期以降はいためても
●セロリ・・・輪切りにしてやわらかくゆで、ゴックン期には裏ごしを
●大根、かぶ・・・大根は、甘みのある中間部分を使うとよい。皮はむいて
●きゅうり・・・生ですりおろすとやや苦みがあり、ゴックン期は使いにくい
●なす・・・かたい皮はむき、よくゆでてアクもしっかりとる
●もやし・・・ひげ根をとり、ゆでて刻むが、離乳食の前半は使いにくい
●玉ねぎ・・・辛みは加熱すれば消える。期によってゆでる、いためるなど
●アボカド・・・脂肪分が多いので、1歳までは少量にとどめる
●ハーブ類・・・刺激があり、あえて与える必要はない

ビタミン・ミネラル源食品:海藻・海藻加工品

わかめ いつから●わかめ・・・塩抜きし、熱湯を通してから食べやすく調理する
●ひじき・・・ゴックン期はトロトロでもごく少量にとどめる
●焼きのり・・・日本の岩のりの場合。韓国のりは味が濃いので不向き
●青のり・・・むせやすいので指先でこまかく砕き、湿らせて使う
●味つけのり・・・味が濃く、添加物も多いので離乳食には不向き
●とろろ昆布・・・消化しにくい。使うときはよくほぐして
●寒天・・・煮とかして冷やすとゼリー状になる

そのほか・注意したい食品

はちみつ いつから

●ベビー用果汁&野菜飲料・・・糖分などを含むので、日常的な水分補給には不向き
●ゼラチン・・・1歳までは寒天を使う
●はちみつ、黒砂糖・・・ボツリヌス菌が混入している心配があり、1歳を過ぎてから
●いりごま・・・吸い込んで気管に入ると事故の心配がある
●こんにゃく・・・弾力がありかみ切れないのでのどにつまらせる心配が

なぜ時期によって食べていいもの・悪いものがあるの?

 未熟な内臓に負担をかけないため

赤ちゃんの内臓は未熟です。大人と同じ食事は消化できませんし、塩分や脂肪分は大きな負担をかけます。胃や腸、腎臓などの発達に応じた、適切な食材や調理方法があるのです。

 アレルギー予防のため

与える時期が適切でないと、アレルギーを起こしやすい食品があります。日本そば、えび・かに、牛乳などの乳製品はその一例。時期を守って与えることが大切です。

誤嚥など事故防止のため

たとえば「ごま」は栄養的にすぐれた食品ですが、うまく飲み込めず気管に入り込む例が少なくありません。肺炎になると処置が大変。舌の動きや飲み込む能力に応じた食材を。

 油や調味料の扱いは?

バターやオリーブ油を9ヶ月過ぎるころから

離乳食の初期は、油脂類は使いません。初めて与える油脂はバターやオリーブ油がおすすめ。9ヶ月を過ぎるころから少量を試してみて。

調味料は不要。 使う場合はごく少量を

離乳食時代には基本的に調味料は使いません。塩分は未熟な内臓に負担をかけますし、砂糖のとりすぎは成人病の予備軍にも。素材そのものの甘みや香りを生かしましょう。調味料を使う場合は、9ヶ月ごろからごく少量を。

離乳食は、素材その甘みや香りを生かして調理を

内臓に負担のかかる塩分、とりすぎは肥満や成人病の予備軍になりかねない砂糖など、調味料は使う場合でも7〜8ヶ月ごろからごく少量を。塩分や糖分は、多くの加工品に含まれていることも覚えておいて。

塩けは大人が感じない程度の「ほんのり」に。指先に十数粒ほど。
しょうゆは0.7ml以下が基本。ほかの調味料を使うときにはもっと少なくします。
マヨネーズの原料には生卵が。グラタンにするなど必ず加熱を。

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『Baby-mo(ベビモ)2020年秋冬号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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