子どもを産むまでは、あまり意識していなかった「ベビーダノン」。スーパーのヨーグルトコーナーで見かけるけれど、「名前にベビーとついているからには、赤ちゃんにあげてもいいの?」「いつ頃からならあげても大丈夫の?」と気になっているパパママも多いのではないでしょうか。この記事では、ベビーダノンを離乳食に取り入れる前に知っておきたい、食べてもいい時期や成分、おすすめの量などを紹介します。ベビーダノンを上手に活用して、赤ちゃんの離乳食を楽しい時間にしましょう。
ベビーダノンってなに?ヨーグルトとの違いが知りたい
そもそもベビーダノンとは、どんな商品なのでしょうか?気になる中身や歴史を調べてみました。
ベビーダノンの日本発売は1993年から
ベビーダノンは、1919年にスペインで世界初のヨーグルト工業化に成功し、のちにフランスに拠点を移した「ダノン」の日本法人、ダノンジャパンから発売されている赤ちゃん向けのヨーグルトです。
1919年当時、ダノンを設立したアイザック・カラソーは、もともと子どもたちの健康のためにヨーグルトを作っていた企業でした。腸の疾患に苦しむ子どもたちを救いたいとの思いからヨーグルトを販売。最初は医師を通して薬局で販売していたそう。
日本では1982年に1~3歳向けのプチダノンの販売がスタートし、1993年からベビーダノンが登場。現在、販売されているダノンヨーグルトやダノンビオなどの大人向け製品に先駆けて、子どもと赤ちゃん向けのヨーグルトが発売されていました。
特徴は、ヨーグルトと野菜・果物の2層式
「ヨーグルトなら、普通のプレーンヨーグルトをあげればいいんじゃないの?」と思う人もいることでしょう。ベビーダノンとプレーンヨーグルトとの大きな違いは、ヨーグルトの層の上に、緑黄色野菜・果物のピューレの層が重ねられた2層式になっていることなんです。
2層別々に食べることでそれぞれの味と食感の違いを楽しむことができ、混ぜ合わせればさらに別の味わいと食感が生まれ、赤ちゃんが飽きずに最後までおいしく食べられます。
そして、ヨーグルトのカルシウムと野菜・果物のビタミンが同時に摂ることができる、離乳食にぴったりの商品なのです。
赤ちゃんのお腹にやさしい乳酸菌を使用
一般的なプレーンヨーグルトでは酸味があるため、砂糖なしでは食べにくい子も多いようです。その点、ベビーダノンでは、酸味が少なく、しかも未発達な赤ちゃんのお腹にやさしい乳酸菌を用いて作られたヨーグルトが使われています。
プレーンヨーグルトを子どもが食べなかった場合、果物をつぶして混ぜるなどして食べやすくする工夫をしている人もいますよね。無糖のヨーグルトと野菜・フルーツのピューレが2層になったベビーダノンは、この手間を省いてくれる商品といえます。
また、ベビーダノンでは、子どもが1人でもスプーンを使って食べやすいよう、スプーンが傾いても落ちにくいヨーグルトの固さが追求されています。食べやすくておいしいから、子どもがどんどん食べてくれるのですね。
使って良かったママが多数!「マザーズセレクション大賞」を受賞
ベビーダノンは、2015年に「マザーズセレクション大賞」を受賞しています。これはNPO法⼈⽇本マザーズ協会が、⼦育て中のママたちを対象に「⾃分で使ってみて、他のママにもオススメしたい、便利で役に⽴つ商品・サービス・施設」というアンケートを行い、それをもとに選定されたもの。売上数ではなく、ママたちの信頼や好感で表彰されたという点は、消費者の立場からすると安心感につながりますよね。