1歳を過ぎた子の場合
泣きやまない理由はより複雑に
1歳を過ぎると、「自分でやりたい」という自我が生まれてきます。でも「やりたい」気持ちはあっても、大人と比べると未熟でいろいろなことが上手にできません。
言葉を例にとってみましょう。簡単な単語は言えて、単語の意味はわかっていても、自分を取り巻く状況や感情を言語で理解したり表現したりする力は、まだまだ十分ではありません。そのためかんしゃくを起こして、泣いたり怒ったりすることがあります。
いくつか言葉を口にし、一人で歩けるようになってくると、ママ&パパは「もう赤ちゃんじゃないのね」と思いがちですが、1~2歳代はまだまだ未熟。
おなかがすいたなどの生理的な不快、痛みなどの物理的な不快に、さらに精神的な不快が加わり、泣き止まない理由はより複雑になってきます。