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2022.01.30

離乳食の基礎知識

離乳食作りはフリージングで効率的に!おいしく冷凍保存&解凍のコツ教えます【専門家監修】

つぶしたりゆでたりと意外と下ごしらえに時間がかかる離乳食。そこで活用したいのが離乳食のフリージング。離乳食は1回に食べる量が少ないので、まとめて調理して冷凍しておくと便利です。

おいしく食べるための冷凍のコツのほか、フリーザーバッグや容器を活用した小分け冷凍の方法、電子レンジを使った解凍&加熱テクを紹介します。

離乳食を冷凍するときに気をつけたいことは?

1 食材が新鮮なうちに冷凍する

離乳食 フリージング食材は鮮度が落ちれば味も落ちる上に、味が落ちたものを冷凍してもおいしい離乳食は作れません。新鮮なものを選んで、なるべく買ったその日に、味がよく栄養価が高い状態で冷凍します。

2 加熱調理してから冷凍する

離乳食 フリージング冷凍庫から出して電子レンジで温めれば、すぐに食べられるのがフリージングのメリット。食材はすべて食べやすい形状に下ごしらえしてから、冷凍しましょう。

加熱した食材は、必ず冷ましてから冷凍すること。湯気が出ていると凍って霜になり、味が落ちる上に庫内の温度が上がって、他の食品が傷む原因になります。

3 霜を防ぐためにしっかり密閉する

離乳食 フリージング冷凍の大敵は「空気」。袋に空気が入ると、食材の水分が抜けて乾燥したり、酸化したりして、味が落ちてしまいます。空気を抜きにくいときは、ストローで吸うと簡単に密閉状態が保てます。

4 冷凍したものは1週間で使い切る

離乳食 冷凍冷凍すると冷蔵より長期保存ができるとはいえ、少しずつ劣化は進みます。味に敏感で抵抗力も弱い赤ちゃんに食べさせるので、冷凍保存は1週間以内に。袋やケースに日付を書いておくと使い忘れを防げます。

5 食べさせる時は再加熱する

離乳食 解凍加熱調理してフリージングしても、冷凍ちゅに雑菌が繁殖しないとは限りません。食べさせる時は再度加熱したほうが安心。凍った状態から、電子レンジで一気に解凍・加熱すれば簡単です。

6 調理器具は清潔にする

離乳食 消毒細菌は冷凍しても死滅するわけではありません。食材の下越しらをするときは、手や調理器具をよく洗って清潔に。細菌が繁殖しやすいまな板や包丁、スポンジは、熱湯をかけて消毒しましょう。

離乳食の小分け冷凍に便利なアイテムは?

下ごしらえした食材は、1回量ずつ分けると使うときに計量する手間が省けます。食材の形状や量によって、容器や袋を使い分けましょう。

トロトロのおかゆやだしをキューブにできる「製氷皿」

適している食材:おかゆ、野菜の裏ごし、だし、野菜スープなど

離乳食 冷凍 製氷皿だしやスープ、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)のトロトロ食材を小分けするのに最適。小さじ1、大さじ1など容量をはかって冷凍すると使いやすいです。
離乳食 冷凍薄くてやわらかいブロックトレーは、粘りがあって出しにくいおかゆや、うどん、そうめんなどもするっと押し出せて便利。1回分の野菜、おかゆ、刻んだうどんなどを形をキープしたまま冷凍できます。

どんな食材もしっかり包める「ラップ」

適している食材:軟飯、ごはん、うどん、ゆで野菜、小魚、ひき肉など
離乳食 冷凍 ラップ液体でなければ、野菜や肉、魚などどんな食材も包んで密閉できるラップ。少量の食材を包むなら、小さめのラップがおすすめ。下ごしらえして、1回分をはかって小分けにしましょう。

種類別に使う量を取り出せる「フリーザーバッグ」

適している食材:おかゆ、かぼちゃ、いも類、ゆで野菜、ほぐした魚、ひき肉など
離乳食 ジップロック離乳食初期のおかゆやかぼちゃ、いも類は、フリーザーバッグに平らに手、菜箸で筋をつけて冷凍。凍ったら1回分を折って使えます。
離乳食 冷凍ゆでて刻んだや野菜、ほぐした魚、ひき肉などは、よく水気を切ってフリーザーバックに入れて冷凍を。凍ったあとは、もみほぐすとバラバラになります。
離乳食 フリージング製氷皿やブロックトレーで凍らせただしやスープ、おかゆ、うどんなどは、凍ったら取り出し、フリーザーバッグで保存を。劣化を防げるうえに、毎回の取り出しがラクに。
離乳食 冷凍 ジップロックラップは目に見えない穴があり、空気を通します。ラップで包んだ食材も、さらにフリーザーバッグに入れると劣化を防げます。

1食分ずつ保存できて便利「小分け容器」

適している食材:おかゆ、煮込みうどん、具だくさんスープ、汁気の多いおかずなど
離乳食 フリージング離乳食後期(生後9~11ヶ月)以降、1回分の食べる量が増えてきたら、小分け容器が役立ちます。容量120~300㎖で、電子レンジ加熱OKのものが便利です。
離乳食 冷凍 シリコンカップ耐冷&耐熱性にすぐれたシリコンカップは、フリージングや電子レンジ調理におすすめ。100円ショップでなども手軽に手に入れることができます。保存はふたつきのものがおすすめ。

次ページ > 電子レンジで解凍・加熱するときのコツ

『はじめてママ&パパの離乳食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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