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尾木直樹さんインタビュー|コロナ禍で加速する子どもの「孤独」。親や学校はどう対応していくのがベスト?

尾木直樹さんインタビュー|コロナ禍で加速する子どもの「孤独」。親や学校はどう対応していくのがベスト?

教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんのインタビュー後編。前回のインタビューでは、日本の子どもが世界一孤独感を感じている現状、コロナ禍でますます孤独感が強くなっているというお話を伺いました。

後編では、子どもたちが孤独を感じることなく、楽しく健康的に過ごすために、家庭や学校生活の中で取り入れていきたいこと、工夫したいことを伺います。

コロナ禍ですっかり変わってしまった「子どもたちの生活」

―――コロナ禍になってからの約3年で、私たち大人はもちろん、子どもたちの生活様式もすっかり変わってしまいましたよね。

「乳幼児にとっては、周りの多くの大人たちがマスクをしていている生活が続いています。コミュニケーションの機会が少なくなり、それがどのような影響を及ぼすか、長期的な影響はまだわかっていません。

学校でも入学式や卒業式、運動会などの行事が中止や簡略化され、給食は黙食、体育の時間もマスク着用、音楽の時間には歌を歌うことも制限されるなど、今までとはまったく違う環境です。 

そんな中、子どもたちは外を走り回ったり、大きな声を出したり、体を寄せあったりして遊ぶこと、同世代から大人までたくさんの人と関わる機会が減ってしまいました。

その結果、孤独感が強まるなど子どもたちの心身に影響が出てきていることは前回お話した通りです」

感染予防と同時に子どもの成長・発達の保証も重要

「もちろん、感染防止対策はとても大切です。ただ、子どもたちの成長・発達は、感染防止と車の両輪のように保証されなければなりません。日本は諸外国に比べてその意識が低いように感じています。

例えば、フランス政府は、2020年9月から保育園や学校などに透明のマスク約80万枚を配りました。子どもたちに口の動きや表情がしっかり見えるようにとの配慮からです。

まだ言葉でコミュニケーションができない乳幼児にとって、相手の口元の動きや表情は大切な情報源となります。大人でも相手の表情が読み取れないと不安になったりしますよね。

かたや日本では、マスクをつけたままでいることによる子どもの成長・発達への影響についての危機感が非常に低いように思います」