【赤ちゃん】「神経板」がさらに成長して「神経溝」に
きのうまで「神経板」と呼ばれた部分は、さらに成長して「神経溝」になります。ここから10日くらいかけて、溝はさらに深くへこみ、同時に赤ちゃんの全身は細長く伸びていきます。これまで、卵のようだった丸い形から、一歩変化していくのです。この溝が、もう少しあとになって脳や脊髄となっていきます。
【ママ】薬の服用はちょっと待って!
妊娠したときの体の感覚は、人それぞれです。とくに何も感じない人もいれば、風邪をひいたときととてもよく似ている、という人もいます。少し熱っぽく(高温相が続いているせいでもあります)、だるくて、やたらと眠い。ただ、のどが痛かったり、鼻水が出たりという症状はないでしょう(たまたま同時に風邪をひいた場合は別として)。
月経の周期が不安定な人は、「風邪をひいたのかも」と、安易に風邪薬を飲んでしまうかもしれません。妊娠する可能性がある人は、安易に薬を飲むことは、本当は控えたほうがいいのです。内科やほかの科の問診でも、必ず妊娠の可能性を聞かれるのは、薬が変わってくるからです。
もし、妊娠に気づかず薬を飲んでしまっても、数日間の服用なら大きな影響はありませんから安心してください。飲んだ薬の名前と時期や期間を健診のときに主治医に伝えておきましょう。
【ドクターより】「待つ」時間が命を大切に育みます
現在のあなたは、「産婦人科で正式に妊娠検査を受けたい」という気持ちを持ちながら、その時を待っている状態かもしれません。待つことは、簡単なように思えて実はとてもむずかしいものです。
これから始まる妊娠生活とは「待つこと」が中心です。おなかの赤ちゃんが育つのを待つこと。生まれるときを選んで陣痛が起きるのを待つこと。赤ちゃんに思いを寄せながら待つ時間が、命を大切に育むことになるのです。そして生まれたあとの子育てもまた、「待つこと」の連続です。ここがあなたの「お母さん」としての出発点なのです。
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