「え?漫画?」なんて眉をひそめてしまうママも、中にはいるかもしれませんね。でも、漫画から学べることもたくさんあるんです。そこで今回は、小学生にぜひ読んでほしい漫画と、漫画を子どもに選ぶ際の注意点をまとめてみました。
先輩ママに聞きました!お子さんは漫画が好きですか?
大好きです!
「もともと活字嫌いだった息子。いくら口をすっぱくして言っても、本には見向きもしませんでした。そんな息子が、耳鼻科の待合室で夢中になって読んでいたのが、『ヒカルの碁』。パパに続きを読みたい、とせがみ、すっかり夢中になっていました。それ以来、漫画が大好きに。文字を見るだけで拒絶反応を起こしていた息子が大きく成長しました」(小学4年生の男の子のママ)
親子で読んでいます
「私が子どものころに読んでいた少女漫画を娘も読んでいます。特にお気に入りは『ベルサイユの薔薇』。フランス革命時代のパリを舞台に描かれた漫画なので、世界史の勉強にももってこいだな、と思っています」(小学6年生の女の子のママ)
漫画がきっかけで家族で広島に
「去年、娘が『広島に行きたい』と言い出しました。きっかけは『はだしのゲン』と『この世界の片隅に』。どちらも戦時中の広島を舞台にした漫画ですが、娘は何か思うところがあったようです。夏休みの家族旅行で広島を訪れたところ、原爆ドームや慰霊碑ではらはらと涙を流し、『戦争の悲惨さが、理解できた』とひとこと。この2冊のおかげで、娘なりに、戦争についていろいろ考える夏になったようです」(小学5年生の女の子のママ)
きっかけは漫画でした
「活字中毒なんじゃない?というくらい、本ばっかり読んでる息子。実は昔は本なんて大嫌い!だったんです。それが、漫画『ドラゴンボール』に出会ってから、その面白さに目覚め、『ドラゴンボールの主人公とおんなじ名前だから』という理由で、図書室で『西遊記』を借りてきたんです。それがすごく面白かったみたいで、今では読書の虫。彼を本好きにしてくれた漫画に感謝です」(小学5年生の男の子のママ)
小学生の漫画を選ぶ際の注意点が知りたい!
プレゼントやご褒美で、小学生に漫画を購入してあげる際、いくつか気をつけておきたいことがあります。ここでは、その注意点をまとめてみましたので、ぜひ購入の際の参考になさってください。
子どもの年齢にあったものを
「大人が読んで面白いから」とか「今人気があるから」という理由だけで購入するのはNG。なかには、子どもには少々過激すぎる描写の漫画もたくさんあります。また、あまりに内容が難しすぎても、子どもにとってはつまらないものになってしまいます。選ぶ際は内容をチェックして、子どもがきちんと理解できるか、ストーリーが子どもには早すぎないかを確かめましょう。
子どもが興味を持つものを
たとえば子どもが野球が好きなら野球を題材にした漫画を、料理が好きなら料理のレシピが掲載されている漫画を選ぶのはいかがでしょうか。漫画を通して、興味のあるものの知識がさらに深まるかもしれません。
ただ面白い、だけではなくプラスαがあるものを
ただ「面白かった、はいおしまい!」という漫画ではなく、面白さの中にも友情や努力することの大切さなど、人生に大切な何かに気づけるストーリーのあるものを選んであげませんか?子どもに知っておいてほしいこと、忘れないでいてほしいことを伝えてくれる漫画って、実はたくさんあるんです。