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2021.09.28

妊娠中のトラブル

妊娠中にコロナワクチンを接種した医師のワクチン解説【小児精神科医 内田 舞さん】


アメリカの追跡調査で、ワクチンを接種した人とそうでない人に違いはない

青木 日本では妊婦さんのワクチン接種はまだまだこれからという状況ですが、アメリカはどうですか?

内田 約10万人近くの妊婦さんがワクチン接種をしています(2021年4月時点)。専門機関による追跡調査も行われていて、今のところ大きな問題は発覚していません。

また、妊娠期に起こりがちな流産や死産、胎児の発育状況についても、ワクチンを接種した人とそうでない人に違いはないということもわかっています。

青木 追跡調査では、胎盤を通じて赤ちゃんに抗体が移っているかどうかも調べられているそうですね。

内田 出生直後にへその緒から採取した血液で検査するのですが、私もその検査を受けて実際に抗体が移行していることがわかりました。

検査に協力したママたちは、100%抗体移行が認められています。

ワクチン接種は、赤ちゃんをコロナ感染から守るためにも有効

青木 赤ちゃんへ移行した抗体は、どれぐらいの期間有効ですか?

内田 コロナワクチンに関しては研究結果が出ていないのでわかりませんが、アメリカで妊娠中に接種が推奨されている百日ぜきのワクチン接種の抗体移行に関しては、赤ちゃんが生まれてから半年ほど、抗体が有効であるとされています。

青木 妊娠中はもちろんですが、産後の、授乳中のママも、ワクチン接種をしてもよいのでしょうか?

内田 むしろワクチン接種をして抗体をつくってほしいです。

母体でつくられた抗体は、母乳を通して赤ちゃんに伝わるので、赤ちゃんもコロナ感染から守ることができますから。
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文/山川麻衣子

【監修】 内田 舞 小児精神科医

ハーバード大学医学部助教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長。子どもの心や脳の科学、一般の科学リテラシー向上に向け、三男を妊娠中に、新型コロナワクチンを接種した体験などを発信。3児の母。

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