福岡県北九州市にある丹平製薬・門司工場。2023年1月にリニューアルされたこの工場では、「アトピタ」シリーズなど、赤ちゃんとママ&パパの毎日を支える製品の数々が生産されています。
今回は、そんな門司工場で活躍する、安田直人さんの仕事に密着!ベビースキンケアアイテムの調合作業に込める思い、品質を守るための工夫、そして使う人へのまなざしから、丹平製薬のものづくりの舞台裏に迫ります。
「最新工場=全自動」ではなかった!

編集部(以下編):機械が自動で動き、製品ができ上がる。最新の工場と聞くと、そんなオートメーション化された風景をイメージされる方も多いですよね。でも、安田さんのお仕事ぶりと、門司工場での製造過程を見学して、その印象がいい意味で裏切られました!
安田さん(以下安):人の手をかける工程は多いです。最新設備であっても、やはり人の目や技術が必要とされるのが、丹平製薬のものづくりだと思います。
赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、乾燥や刺激の影響を受けやすいと言われています。だからこそ「アトピタ」では、毎日安心して使える品質づくりを大切にしています。
一歩間違えれば、大きな釜ひとつ分を廃棄!

安:自分は、赤ちゃんのスキンケアシリーズの調合作業を中心に担当していますが、保湿成分や洗浄成分などをきっちり計量しながら、適切なタイミングで混ぜ合わせていくには、やはり人の判断が必要なんです。
ほんの少しのズレでも品質に影響してしまうことがあるので、ダブルチェックや記録の徹底など、ミスを防ぐための仕組みも重要になります。

万が一間違えると、大きな釜ひとつ分が、まるまる廃棄となってしまうことも…。
編:それは責任重大ですね…!
安:そうですね。製品ごとに成分も違いますし、加温・調合工程では温度や時間によっても状態が変わってしまうので、技術力も必要ですね!
見えない工程が品質を左右する

編:厳格な規格で製品づくりをしているのは、やはり赤ちゃんや小さなお子さんが使うものだからでしょうか?
安:はい、お子さんの肌に直接触れるものなので、安心して使っていただけることが第一です。万が一にも異物の混入などがあってはいけないので、衛生管理も徹底しています。
門司工場では、製造ごとに設備の洗浄・確認を徹底しています。釜の細かな継ぎ目まで丁寧に洗浄し、品質管理基準をクリアしたうえで次の製造工程へ進みます。
編:洗浄も人の手で!
安:はい。釜の細かい継ぎ目などには、成分が残りやすいですから。これも安定した品質を守るための重要な工程です。
「誰かの毎日」につながっていることが誇らしい

編:お仕事でやりがいを感じる瞬間は、どんなときでしょうか?
安:自分が関わった商品が店頭に並んでいるのを見ると、やっぱり誇らしく感じますね。
ドラッグストアやスーパーで、「アトピタ」を手に取ってくださっているお客さまを見かけたときには、自分でも驚くくらい嬉しさが込み上げてきて。同時に「中途半端なものは作れないぞ」って、身が引き締まる思いにもなりますね。
働きやすさも品質の一部

編:安田さんは、門司工場リニューアル後のご入社ですね。働き心地はいかがですか?
安:常に清潔が保たれているので、働く僕たち自身もすごく気持ちがいいですね。また、以前の工場に比べて動線がよくなり、生産効率も上がったと聞いています。
上司からは「作業がしやすい環境づくりのために、気づいたことがあればどんどん提案して」と言われています。これからもスタッフで知恵を出し合いながら、さらに誰もが働きやすい環境にしていけたらいいな、と思っています。
チームでもっといいものづくりへ

編:最新の工場だからと設備に合わせるのではなく、どんどんアイデアを出してさらに改善していこうという風土が根付いているんですね。
安:そうですね。門司工場ではさまざまな製品を作っていて、いろいろな工程や担当があります。前後の工程も考えると、「もっとこうしたほうがいい」という改善点が見つかることもあるかもしれません。
みんなが協力しあってひとつの商品ができあがっていくのと同じように、働く環境もみんなの力でさらによくしていけるのかな、と思います。
門司から安心をお届けします!

編:最後に、「アトピタ」シリーズを使うママやパパに伝えたいことをお願いします。
安:「お客様へのお役立ち」という言葉をモットーに、毎日使うものだからこそ、安心して手に取っていただきたい。門司工場では、全員がそんな思いを込めながら、一つひとつの商品づくりに向き合っています。お子さんはもちろん、ご家族みなさんで安心して使ってもらえたらうれしいです!
〈おまけ〉工場内をウォッチング

▲2階フロア。大きなガラス張りで工場内が見渡せる

▲工場内に入る前に手洗い、ホコリ除去を徹底。透明ガラスのドアの向こうはエアシャワー。全身に強力なジェットエアーを吹き付け、髪や服のホコリ・異物を除去する。

▲管理者プレートは見えるところに。

▲品質を守るため、日々チームで情報共有や確認を行う。

▲検査待ちの「アトピタ」。目視で不備の有無を確認する。

▲充填後の完成品を最終チェック。
取材・文/浦上藍子 撮影/瀬津貴裕




