【ベビモ】はじめてママ・パパの悩みを解決

検索

menu

カテゴリー一覧

FOLLOW US!

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • Tiktok
menu

MENU

会員登録
menu

2021.08.21

病気・ケガ・救急

子どもが風邪をひいたとき、睡眠はいつものリズムを保つべき!?【連載・愛波文の子どもの睡眠メソッド】

科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドは、赤ちゃんの睡眠まわりの悩みをもつママが実行すると、今まで困っていた問題がすっきり改善すると評判。

今回は、風邪などで体調を崩しがちな季節のねんねトレーニングの進め方をご紹介します。 

感染症シーズンの睡眠、なにに注意すべき?

風邪、ノロウイルス、インフルエンザ等は11月くらいから発生件数は増加しはじめ、12~翌年1月が発生のピークになります*1。赤ちゃんは最初の1年で7回ほど風邪をひくといわれており*2、保育園や幼稚園などに通って集団生活をしている場合は7回以上にもなることがあります。手洗い、うがいをしてもお子さんがいる家庭では、なかなか風邪などの感染症の菌やウイルスをやっつけるのは難しいですよね。

*1 参考文献:厚生労働省 
*2 参考文献:Mayo Clinic 

風邪をひいている間は子どもの睡眠量は増えます。大人が風邪を引く時と同じで、菌やウイルスが体内に進出すると身体はぐったりします。熱は身体が菌やウイルスと戦っているサイ ンであるため、体が痛くなったり、ダルくなるのは子どもも私たち大人も一緒です。

生後3ヶ月未満で38度以上の熱がある場合、すぐ小児科で受診をしてください。また熱性痙攣なども怖いので、何か異変を感じたらすぐ小児科で確認をしてもらいましょう。風邪や熱の時はいつも以上に昼寝をしたり、夜も早く寝ると思います。これは、子どもの体調がすぐれないときには普通のことなので、昼寝が長くても起こさず、寝たいだけ寝かせてあげてください。

また、風邪や熱がある時、よく寝てくれるけど頻繁に起きてしまうことがあります。暑すぎる、身体がダルい、おなかが痛い…と、就寝途中で起きてしまう原因は色々とありますが、夜通し寝ていた子が風邪や熱があると頻繁に起きることがあります。これも普通のことなので、起きたら十分にあやしてあげましょう。添い寝や抱っこ寝になってしまうのも仕方ありません。熱の場合は汗をかくため、夜中に着替えが必要になることもあります。また、水分を十分に与えましょう。

ねんねトレーニングは元気になるまでお休みに

ネントレ 画像いつもはねんねルーティンがスムーズにできていても、風邪や熱がある時はぐずってなかなか思う通りにならないと思います。いつものねんねルーティンができなくても大丈夫。回復したらまたいつも通りに行えばすぐリズムが戻ります。

そして、「ねんねトレーニング中に風邪や発熱の症状が出てしまったらどうすればよいのでしょうか?」というご質問も多く受けます。以下の場合は実行してもOKです。

①熱がない
②嘔吐・下痢がない
③食事をきちんと食べている
④日中機嫌がいい

しかし、上記の4つを満たしていない場合は、回復するまでねんねトレーニングは待ってあげましょう。鼻づまりのために鼻で息がしづらいと苦しいので、症状が落ち着くまでねんねトレーニングは一度中断しましょう。冬の時期は加湿器を使用し、湿度を40-60%に保つことも大事。加湿器を購入する場合、スチーム式以外で、カビや雑菌が発生しにくタイプがおすすめです。

子どもの体調が万全でないうちに、あせってねんねトレーニングを実行してしまうと、風邪が悪化する可能性があります。風邪の時はいつも以上に抱っこを求めてきたり、ぐずってママから離れなくなり、ママやパパも疲れているはず。一緒に昼寝をするとよいかもしれません。

体調が元に戻ったら再度ねんねトレーニングを開始しましょう。まず大切なのは、万全な体調に戻してあげること。その際には、トレーニング前の寝方に戻ってしまっても仕方ありません。

私の長男は3歳までに中耳炎を8回繰り返していました。眠るときに、頭を平らにして横になると耳が痛いようで、一晩中抱っこしながら寝かしていました。子どもたちが成長した今でも我が家では、少し体調が悪いかもしれないと思ったらとにかく早く寝かせるようにしています。

また冬は、生姜、レモン、ハチミツ(注意:1歳まではハチミツを与えるのはNGです*3)のドリンクを常に用意してあり、朝・晩と飲むようにしています。風邪予防のためにとてもよいので、少し大きなお子さんやママ&パパはぜひ試してみてくださいね。ただし、ハチミツ入りなのでお子さんの年齢が1歳に達していない場合は与えないようにしてください。

*3 参照文献:厚生労働省

【監修】 愛波 文 乳幼児睡眠コンサルタント

国際資格認定機関IPHIの日本代表を務め、370人以上の乳幼児睡眠コンサルタントを育成。出産後、夜泣きや子育てに悩んだことから米国で乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、現在は日本を代表する乳幼児睡眠コンサルタントとして講演や執筆等、幅広く活動。ママ・パパ向けに睡眠・子育て・教育について情報を配信する『愛波子育てコミュニティ』は、同種のサービスとしては日本最大規模に成長中。 著書に『マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』(主婦の友社)、『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社)、監修書に『ママにいいこと大全』(主婦の友社)など。慶應義塾大学教育学専攻卒業。

SHARE

  • facebook
  • Twitter
  • LINE

関連する記事

ランキング