赤ちゃん・育児, 小学生

親子留学、3ヵ月は短い?長い?ニュージーランド小学校留学を終えて感じたこと【親子でニュージーランド留学#18】

親子留学、3ヵ月は短い?長い?ニュージーランド小学校留学を終えて感じたこと【親子でニュージーランド留学#18】

羊の国、ニュージーランドへ、子ども2人を連れて小学校留学。これまでは3ヵ月の短期留学についてお届けしてきましたが、一時帰国を経て、今度は長めに留学することを決意しました。今回は、短期留学を振り返り、リアルな気持ちを綴ろうと思います。

▶初めから読む!【親子でニュージーランド留学】

2月の新年度は、クラスに入り込みやすい絶好のタイミング

2025年に実施した短期留学は、観光ビザの範囲内で気軽に行けるもの。

ニュージーランドの小学校は4ターム制で、1タームは約10週間のため、お試しにはちょうどいいのです(ただし、すべての公立小学校で1タームの短期留学を受け入れてくれるわけではありません)。

子どもたちはターム1、2月から4月までの10週間をオークランドにある公立小学校、Owairoa Primary Schoolで過ごしました。

2月は、日本で言う「新年度」の始まり。長い夏休みを経て、みんなが新クラスに進級するタイミングです。

だから「留学生だから」と目立つことなく、「すでにクラスの雰囲気が出来上がっていて溶け込みにくい」ということもなく、スムーズに入学できたと思います。これは、今思えばとてもよかった!

1ヵ月くらいの超短期留学の場合は?

ただし、1ターム丸々在籍したからこそ言えることです。1ヵ月くらいの超短期留学なら、2月はあまりおすすめしません。

なぜなら、担任の先生もクラス自体もまだ方向性を見定めている期間です。みんな一斉にスタートするのはいいけれど、いわば「様子見」でクラスはふわふわしていたと思います。

しかも2月は韓国は春休みにあたる時期。中国も春節(旧正月)があるので、両国の短期留学生がとても多かった! 

もちろん学校側はしっかり配慮してクラスに留学生が偏らないように、同じ国の子ばかりにならないようにクラス分けしてくれていました。

それでも、新クラスの生徒を把握するだけで担任の先生は大変なはず。留学生だけにあまり気を配ることはできません。

2月、3月、4月と過ごして、3月に入った頃からようやく学校やクラスが落ち着いてきたという印象を受けました。

3ヵ月あれば、学校には十分馴染める

1ターム10週間を丸々過ごしたことで、タームの始まりから終わりまでの流れ、イベントを一通り体験できたなと感じています。

ターム1は夏から初秋の時期に当たるので、高学年はセーリング、低学年はボタニックガーデンへの遠足など課外授業もたくさん計画されていました。週1回のプール授業もあります!

子どもたちは、これまでの記事にも書いたとおり紆余曲折ありながら、最後は学校が大好きになり、最終登校日には号泣。

「日本に帰りたい」から「ここから帰りたくない」に見事に変わりました。これも、3ヵ月通ったおかげかなと思っています。

もし1ヵ月だったら、まだ慣れきっておらず自信もつかないまま、消化不良で帰国することになったかもしれません。

長期留学への思いが生まれた

英語がある程度話せる子にとっては、あとは学校に慣れるだけなので1ヵ月あれば足りるかもしれない(それでも慣れてきたころ、楽しくなってきたころに終了、かとは思いますが)。

英語・海外生活が初めてのわが子たちにとっては、3ヵ月がちょうどその期間だったかなと今振り返って思います。

だからこそ「友だちもできてこれから楽しくなってくるのに!」という、少し残念な気持ちも抱えながら帰国したのは事実。それが、長期留学への思いとつながっていくことになりました。

生活にも溶け込み、ローカルらしい過ごし方ができるように

朝起きて学校に行き、放課後は校庭で遊んで帰宅。夕食を食べて寝る。そして休日は近くのビーチや公園へ行って思いきり遊ぶ…。私たちの3ヵ月間はほぼこの繰り返しでした。

韓国や台湾からの留学生ファミリーは週末のたびに遠出し、近郊の観光地にも足を伸ばしていましたが、私たちはローカルに溶け込むことを優先。

車を借りなかったため、移動に制限があったという理由も大きいけれど、のんびり過ごしたおかげで地域のよさをしっかりと実感できた気がします。これも、長期留学を考える上での布石になりました。

親にとっても貴重な時間でした

私にとっても、「やることに追われない暮らし」を味わえた貴重な時間。

日本の自宅では「あれもしなきゃ」「部屋を片づけないと」などといつも何かタスクがあって、ソファに座る時間すらありません。

でもニュージーランドではホームステイで小さな空間だったこともあり、掃除も片づけもあっという間に終わります。

「じゃあ夕方ちょっと公園へ行く?」「散歩しようか」と子どもたちを誘うゆとりが生まれた暮らしは、心のデトックスを促してくれたのです。

【関連記事】
▼旅のプロが「子連れ旅でゼッタイ持っていく意外なモノ」3つ。荷物を減らすパッキングのコツも!

▼旅のプロが「子連れ旅でゼッタイにこだわるポイント」

▼子どもの留学はいつが正解?低学年と高学年、3ヵ月滞在で見えたリアル【親子でニュージーランド留学#17】

【PROFILE】 佐藤 望美 トラベルライター

ライフスタイル誌、ママ誌で活動。子ども連れの旅は海外も含めて60回以上を経験。旅に特化したWebマガジン「FOOTABY!」を運営中。