秋が深まり、いよいよ冬への準備が始まる11月。秋に実った野菜や果物はよりおいしさを増し、産卵期を迎えた魚はまるまると太って食べ頃に。そこで今回は、この時季ならではの旬の食材を使った離乳食レシピを紹介。寒い冬に向けて、栄養満点の離乳食で体の中から元気をチャージ!
「かぶ」を使った離乳食レシピ
火の通りが早く、煮立ち焼いたりと幅広いレシピに活用できます。やさしい甘みで食べやすく、ビタミンCやカリウムも豊富です。
かぶの皮の内側1~2mmにはかたい繊維の層があるので、皮は厚めにむくようにしましょう。
ゴックン期(5~6ヶ月頃):かぶの和風ポタージュ
かつお節のやさしい味とかぶの甘みが相性バツグン〈材料〉
かぶ・・・15g
だし・・・大さじ2
無調整豆乳・・・大さじ1
〈作り方〉
1 かぶは厚めに皮をむき、薄切りにする。
2 小鍋に①、だしを入れ、かぶる程度の水を加えてやわらかく煮る。
3 かぶをとり出して裏ごしし、②の煮汁大さじ1、豆乳を加えてまぜ、電子レンジで約15秒加熱する。
●調理のワンポイントアドバイス
かつお節パックをマグカップに入れ、熱湯を注いで茶こしでこせば、少量のだしが簡単に作れます。
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離乳食初期(5~6ヶ月頃・ゴックン期)の進め方と簡単レシピ17!固さ・量・回数の目安も【専門家監修】
モグモグ期(7~8ヶ月頃):かぶと卵黄うどん
じっくり煮たかぶの甘みがしみこんでます〈材料〉
かぶ・・・20g(1/6個)
ゆで卵の黄身・・・1個分
うどん・・・50g
だし・・・1カップ
〈作り方〉
1 かぶは皮をむいてみじん切りにする。うどんはこまかく刻む。
2 鍋に①とだしを入れ、弱火でやわらかくなるまで煮る。ゆで卵の黄身をほぐしながら加え、なめらかになるまでまぜ合わせる。
●調理のワンポイントアドバイス
モグモグ期は、卵は卵黄のみを使います。白身はカミカミ期に入ってから。
カミカミ期(9~11ヶ月頃):かぶグラタン
かぶとホワイトソースが意外に合う!〈材料〉
かぶ・・・40g(1/3個)
牛乳・・・6ml
バター・・・3g
小麦粉・・・小さじ1
〈作り方〉
1 かぶは皮をむき、1cm程度の角切りにしてやわらかくゆでる。
2 ホワイトソースを作る。耐熱容器にバターを入れ、電子レンジでバターがとけるまで加熱する。小麦粉を加えてよくまぜ、牛乳を加えてまぜずにラップをかけて電子レンジで約30秒加熱する。
3 ②をとり出して手早くまぜ、電子レンジで約30秒加熱し、全体にとろみがでるようにまぜる。
4 耐熱容器に①を並べて③をかけ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
●調理のワンポイントアドバイス
ホワイトソース作りは面倒と思われがちですが、離乳食1回分を作れるレシピなので覚えておくと便利です。
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離乳食後期(9~11カ月・カミカミ期)の進め方・固さ・大きさ・量の目安と食材&おすすめレシピ
パクパク期(1歳~1歳6ヶ月頃):かぶと鶏もも肉のトマトシチュー
トマトのさわやかな酸味が味わえる洋風メニュー〈材料〉
かぶ・・・20g(1/6個)
鶏もも肉・・・15g
トマト缶・・・大さじ2
オリーブ油・・・少々
〈作り方〉
1 鶏肉は皮と脂をとり除き、1cm弱の角切りにする。かぶは厚めに皮をむき、1cm程度の角切りにする。
2 小鍋を中火にかけ、オリーブ油を引き、あたたまったら①を入れてさっといため、水(大さじ3)とトマトを加え、弱火にして約5分煮る。
●調理のワンポイントアドバイス
鶏肉の皮は脂肪分が多く、離乳食には不向き。皮は簡単に手でむけるので、必ずとり除きます。
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