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2022.01.13

離乳食の基礎知識

離乳食の栄養バランスは「不足」や「とりすぎ」に注意【専門家監修】

毎食でなくても2~3日でバランスがとれていれば大丈夫

献立の考え方としては、1回の食事に、3つの栄養素が入っていることが目標。

「ごはん+ビタミン・ミネラル源食品のおかず+タンパク質源食品のおかず」という組み合わせでもいいですし、それらを全部入れた「オールインワンおじや」にして、1品ですませてもかまいません。

離乳食作りは毎日のことなので、赤ちゃんにも食べムラがあったり、ママ自身が忙しい日もあるでしょう。毎食バランス良く食べるのが理想ですが、現実はそうもいきません。

1日単位、または2~3日の食事全体でバランスがとれていれば問題ありません。朝はバナナと豆乳ですませたら、夕食は野菜たっぷりのおかずにするなど、意識できていればOKです。

離乳食初期(生後6ヶ月頃・ゴックン期後半)の献立例

鯛トマトがゆ
生後6ヶ月 献立〈材料〉
鯛・・・10g(刺し身1切れ)
トマト(皮と種を除く)・・・10g(1/15個)
10倍がゆ・・・30g(大さじ2)
※米1:水10(ごはん1:水9)で炊いたもの

〈作り方〉
1. 10倍がゆはなめらかにすりつぶす。
2. 鯛は熱湯でさっと火が通るまでゆで、すりばちでなめらかにすりつぶす。
3. ②にトマトを加え、さらになめらかになるまですりつぶし、かたいようなら白湯でのばす。
4. ③に①を加え、まぜ合わせる。

※混ぜて食べるのが苦手な赤ちゃんの場合は、10倍がゆを別にして食べさせてもOK。

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)の献立例

【1回目】鶏ささ身にんじんうどん
7ヶ月 離乳食 献立〈材料〉
鶏ささ身・・・10g(1/5本)
にんじん(皮を除く)・・・20g(2cm厚さの輪切り1個)
ゆでうどん・・・50g(1/4玉)

〈作り方〉
1. うどんはこまかく刻む。にんじんは薄切りにする。
2. 小鍋に水1. 5カップと鶏ささ身、①のにんじんを入れて中火にかける。鶏ささ身に火が通ったらとり出す。にんじんはやわらかくなるまでゆでる。
3. ②の鶏ささ身とにんじんをすり鉢であらつぶしにする。
4. ②のゆで汁に①のうどんを入れ、やわらかく煮る。さらに③を加える。

【2回目】納豆ブロッコリー+5倍がゆ
7ヶ月 離乳食 献立〈材料〉
ひきわり納豆・・・10g(大さじ1)
ブロッコリー・・・20g(小房2個)
5倍がゆ・・・50g(大さじ3強)
※米1:水5(ごはん1:水4)で炊いたもの

〈作り方〉
1. ブロッコリーはやわらかくゆで、穂先のみ切り落としてすり鉢ですりつぶす。
2. 納豆は耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで約10秒加熱する。
3. ①に②を加え、まぜ合わせる。

離乳食後期(生後9~11ヶ月頃・カミカミ期)の献立例

【1回目】トマトオムレツのトースト添え
9ヶ月 離乳食 献立〈材料〉
トマト(皮と種を除く)・・・30g(1/5個)
卵・・・1/2個
植物油・・・小さじ1/2
食パン(8枚切り)・・・25g(1/2枚)

〈作り方〉
1. トマトはあらく刻む。卵はときほぐす。
2. フライパンに植物油を広げ中火にかける。熱くなったら卵と①を入れ、半熟になるまでかきまぜる。オムレツ状に端に寄せて形をととのえ、卵に完全に火を通す。
3. 食パンはトーストして、食べやすい大きさに切る。

【2回目】キャベツと豆腐のだしおかゆ
生後9ヶ月 献立〈材料〉
キャベツ・・・ 30g(1/2枚弱)
絹ごし豆腐・・・30g(1/10丁)
だし・・・大さじ4
5倍がゆ・・・90g
※米1:水5(ごはん1:水4)で炊いたもの

〈作り方〉
1. 鍋に湯を沸かしキャベツをやわらかくゆでる。水にとり冷まして5mm角程度のざく切りにする。
2. 小鍋にだしと①を入れ火にかけ、煮立ったら弱火にして2~3分煮る。さらに豆腐を加えてフォークなどでこまかくくずし、ひと煮立ちさせる。
3. ②を5倍がゆにかける。

【3回目】ひき肉とにんじんのマッシュポテト
生後10ヶ月 献立〈材料〉
牛赤身ひき肉・・・15g(大さじ1)
植物油・・・少々
にんじん(皮を除く)・・・30g(3cm角1個)
じゃがいも(皮を除く)・・・50g(2.5㎝角2個)

〈作り方〉
1. にんじんとじゃがいもはやわらかくゆでる。湯をきってフォークでこまかくつぶす。
2. フライパンに植物油を広げ中火にかける。ひき肉を入れ火が通るまでいためる。
3. ①に②を加え、白湯でかたさを調節する。

離乳食完了期(生後1歳~1歳6ヶ月頃・パクパク期)の献立例

【1回目】卵入りにんじんおやき
1歳 献立〈材料〉
にんじん(皮を除く)・・・40g(4cmの輪切り1個)
卵・・・2/3個
軟飯・・・80g
※米1:水2~3(またはごはん1:水1~1.5)で炊いたもの
植物油・・・少々

〈作り方〉
1. にんじんはやわらかくゆでてフォークであらくつぶす。
2. 卵を溶きほぐし、軟飯、①を入れまぜる。
3. フライパンに植物油を広げ中火にかける。②を流し入れ、火が通るまで約4分焼く。食べやすい大きさに切る。

【2回目】玉ねぎのチーズパスタ
1歳 献立〈材料〉
玉ねぎ・・・40g(1/5個)
クリームチーズ・・・10g(小さじ2)
スパゲティ・・・40g

〈作り方〉
1. スパゲティは、2cm長さに折る。玉ねぎは薄切りにしたあと、ざく切りにする。
2. 鍋に湯を沸かし、①のスパゲティと玉ねぎを入れてやわらかくゆでる。
3. ②をざるにあげて湯をきり、クリームチーズを加えてからめる。

【3回目】鮭軟飯+かぼちゃのバター煮
1歳 献立(左)鮭軟飯
〈材料〉
鮭(皮と骨を除く)・・・15g
軟飯・・・80g
※米1:水2~3(またはごはん1:水1~1.5)で炊いたもの

〈作り方〉
1. 鮭はラップで包み、電子レンジで30秒ほど火が通るまで加熱する。
2. ①をほぐし、軟飯にまぜる。

(右)かぼちゃのバター煮
〈材料〉
かぼちゃ(皮と種を除く)・・・40g(2cm角2個)
バター・・・少々

〈作り方〉
1. かぼちゃはバターと水大さじ1とともに耐熱容器に入れる。
2. ①にラップをかけ電子レンジで1分半~2分ほどやわらかくなるまで加熱し、あらくつぶす(かたいようであれば白湯でととのえる)。
_______
栄養バランスのとれた離乳食は、赤ちゃんのすこやかな成長と発達には欠かせません。また、食べられるもの・食べられないものにも注意しつつ、できるだけたくさんの食材から栄養をとるようにすることも大切。お子さんの離乳食の進み具合を見ながら、意識して取り入れていきましょう。

記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんが食べていいもの・悪いもの【時期別にひと目でわかる食材チェック表】

『Baby-mo(ベビモ)』『はじめてママ&パパの離乳食』(主婦の友社)の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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