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2022.05.03

妊娠生活

出産するなら病院?助産院?後悔しない産婦人科の選び方とは?

妊娠していることがわかったら、次にするべきことは産院選び。満足度の高い、いいお産をするためには、出産する場所も非常に大切です。よく調べ、よく考えて、自分に合った施設を選びましょう。

産院の決め方は、まずどんなお産をしたいかを考えて

お産
妊娠が判明したばかりの方にとっては、「お産なんてまだまだ先」と思うかもしれませんが、妊娠中は定期的に健診を受ける必要があり、人気の病院では分娩予約を早めにしておかないと、満員になってしまうこともあります。

産む場所選びでいちばん大事なのは「自分がどんなお産がしたいのか」をきちんと考えること。「夫立ち会い出産をしたい」「できるだけ自然なスタイルのお産がいい」「痛みに弱いから、無痛分娩にしたい」「入院中、赤ちゃんとずっと同じ部屋にいたい」など、希望を具体的に上げていくと、施設をしぼりやすいでしょう。

お産を扱う施設は大学病院・周産期センターや総合病院など規模の大きなところ、産科専門病院・診療所や助産院など小さなところがあります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、よく理解したうえで選びましょう。

ただし、もともと持病があったり、妊娠の経過によっては、希望する出産方法や望む施設でのお産が出来ないケースもあることを覚えておいてください。

お産できる場所にはこんな種類があります

総合病院

総合病院
●トラブルがある場合は、より安心

産婦人科以外の科もあるので、持病がある妊婦さんなど、産科と他科が連携して健康管理をしてくれるので安心。小児科が併設されていれば、赤ちゃんにトラブルがあったときの対応もすみやか。ただし、複数の産科医がいるので、お産のとき、どの医師が担当になるかはわからないデメリットも。

大学病院・周産期センター

大学病院
●医療技術、設備、スタッフが充実

医療技術が高く、設備もスタッフも充実しているため、緊急時の対応がしやすいのがメリット。早産で生まれた場合に必要なケアが受けられる新生児特定集中治療室(NICU)があることも安心につながります。一方で、健診に時間がかかることが多く、大学病院では研修生が立ち会うことも。

産科専門病院・診療所

産科専門病院
●医師との信頼関係が築きやすい

妊娠中から産後まで1人の医師が診ることが多いので、信頼関係が築きやすいのがメリット。入院室の設備、マタニティ用の各教室が充実しているところも少なくありません。扱うお産スタイルは、施設によってさまざま。ただ、院内だけでは、急なトラブルに対応できないこともあります。

助産院

助産院
●リラックスした雰囲気でお産ができる

助産師から妊娠中の生活やお産へのこまやかな指導が受けられます。アットホームな雰囲気の中でリラックスしてお産ができるのもメリット。しかし助産師は医療処置ができないので、リスクのあるお産はできず、トラブルが発生したら提携病院への転院や搬送が必要になることもあります。

出産する場所選び、6つのチェックポイント

数ある産院の中から自分に合う施設を選ぶには、まずは情報収集が大事。インターネットや雑誌、タウン誌、先輩ママの声など幅広く情報を集めたうえで、以下のポイントをチェック!人気の病院は予約が埋まるのも早いので、「ここで産む」と決めたら早めに分娩予約を入れましょう。

1 お産のスタイル

立ち会い出産、無痛分娩、計画分娩、フリースタイル…など出産のスタイルはさまざま。自分なりにどんなお産がしたいか、望むお産ができるかどうかを確認しましょう。自分が何を重視するかをよく考えて。

2 医師やスタッフとの相性


情報を集めたら、実際に足を運んで、施設やスタッフの雰囲気を体感してみてください。特に医師や助産師、看護師との相性はとても大事。いくら評判がよくても「なんだか怖くて質問もできない」のはダメ。「ここなら安心して相談できる」という施設を選んで。

3 赤ちゃんとの過ごし方

産後、赤ちゃんとママがどう過ごすかは施設によって異なります。完全母子同室、日中のみ母子同室、母子別室、それぞれにメリット・デメリットがあるのでよく考えて。

4 部屋のタイプやアメニティ

自分のペースで過ごせる個室、ママ同士の交流ができる複数人部屋。美容室やエステがある、家族が泊まれる部屋があるなど、アメニティやサービスも施設により差が。

5 費用を確認

かかる費用は施設によってまちまちで、豪華な施設はやはり高額。家計と相談しつつ、選んでください。

6 自宅近くにあるかどうか

お産はいつ始まるかわからないので、遠くても車で1時間以内で行ける程度、できれば自宅近くにある施設が安全です。里帰り出産する場合も、実家からなるべく近いところを選ぶことをおすすめします。

先輩ママの体験談「産む場所、私はこう選んだ」

ママ達は何をポイントに選んだのか、リアルなコメントをご紹介しますので、参考にして。

産前・産後のきめこまかなフォローは助産院ならでは

自然に近いお産を希望して、助産院を選びました。助産師さんが健診のたびにじっくり相談に乗ってくれて安心してお産に臨めたし、おっぱいケアも充実。産後の体を考えて作られた入院食もおいしくて満足!「健康を維持して、助産院で産みたい」という思いから、毎日歩く、食事に気をつけるなど、妊娠中の体調管理に気持ちが集中できたのもよかったです。(K・Mさん)

アットホームな雰囲気の個人病院。母乳の指導や食事にも満足

フリースタイルのお産をしたい、会陰切開をしたくないという希望がありましたが、助産院だと何かあったときに搬送されてしまうので、和室があって、助産師さんがしっかりしていると評判の個人病院を選択。妊娠中も産後もアットホームな雰囲気でリラックスして過ごせました。産後は担当助産師さんに母乳指導などしっかりしてもらえて助かりました。(A・Hさん)

総合病院は医療もスタッフも充実。トラブルがあっても安心です

「何かあったときに安心だから」と母にすすめられ、医療が充実している総合病院で産むことにしました。人手の多い総合病院は、いつお産が始まっても安心。病院の中には、パンフレットに「母子同室」「カンガルーケアをしている」と書いてあっても、夜間のお産の場合など対応できないこともあるみたい。実際に見学して確認しておくといいと思います。(S・Yさん)

記事を読む⇒⇒⇒マタニティマークはいつからつける?どこでもらえるの?注意点もご紹介
記事を読む⇒⇒⇒出産費用はいくらかかる?費目ごとの平均金額・負担を減らせる補助金や手当について解説!

※『はじめてママ&パパの妊娠・出産』(主婦の友社刊)をもとに再編集しています。

【監修】 安達 知子 総合母子保健センター 愛育病院名誉院長・東京女子医大客員教授

1978年、東京女子医科大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。米国ジョンズ・ホプキンス大学研究員、東京女子医科大学産婦人科助教授をへて、2004年から愛育病院産婦人科部長に。2006年より東京女子医科大学の客員教授に。2013年より愛育病院副院長を兼務し、現在は名誉院長。厚労省、文科省、内閣府などの各種委員会の委員などを務める、わが国の産科学会を担う中心的存在の一人。

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