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おうち時間が増えた昨今、家の中でのやけどの事故が急増中。「ヘアアイロンをつかんでやけど」「湯わかしポットが倒れてやけど」というケースも。思わぬ事態を防ぐためにも、予防法と応急処置について学んでおきましょう。
赤ちゃんは皮膚が薄いため、短時間のやけどでも熱がすぐに皮膚の深部まで伝わり、重症化してしまいます。やけどを予防するには、熱いものに近づけないための工夫が必要です。
季節問わず、赤ちゃんのやけどの事故は起こりえますが、炊飯器の蒸気やアイロン、お風呂のシャワーなどでやけどをするケースが多く、いずれも大人が目を離したすきに起こることがほとんどです。
夏のやけどはバーベキューや花火など、火を使うものだけでなく、日光に熱せられたチャイルドシートやベビーカーの金具、道路のガードレール、鉄柵、公園の遊具などにふれてやけどすることが多いのが特徴。路面や砂地も焼けるように熱くなるので、はだしで歩かせないようにしましょう。
冬はストーブのほか、湯たんぽやホットカーペットによる低温やけどにも注意が必要です。
キッチン棚の下段にあるスライドボード。赤ちゃんの手が届くので、炊飯器などを置くのは危険です。蒸気でやけどをするおそれが。
夏の直射日光にさらされた公園の遊具は、まさに熱した金属そのもの。遊ぶ前に熱くないかどうか、ママやパパが必ず確かめて。
夏の日ざしは強烈。チャイルドシートやベビーカーのベルトの金具、親子自転車の子どもいすなど、思わぬところにやけどの危険が。
●やけどの範囲が一円玉以内の大きさ
●うっすら赤くなっている程度
【自宅でのケアは?】
冷水、冷たいタオルなどでできるだけ長時間冷やす。
●やけどの範囲内が赤ちゃんの手のひら以上
●水ぶくれができている
【病院へ行くまでのケアは?】
できるだけ冷やして病院へ。
●やけどの範囲が片腕や片足など体の一部すべての場合
●やけどしたところが黒っぽくなっている
【救急車が来るまでのケアは?】
救急車が来るまで、できるだけ冷やし続ける。衣服は脱がせない。
シャワー、または濡らしたタオルで冷やす。
範囲が小さく、痛みがなければ流水で20分以上冷やす。
水や氷を口の中に含ませる。
服を着たままやけどした場合は、服の上から流水をかける。
□電気ケトルや炊飯器、アイロンなどを床に近い場所に置かない
□暑い日は公園の遊具で遊ばせない
□チャイルドシートやベビーカーにタオルをかけておく
□熱いもの(飲み物など)を持ったまま赤ちゃんを抱っこしない
□花火のときはサンダルをはかせない
□お風呂のシャワーは必ず温度を確かめる
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赤ちゃんのやけどを防ぐためには、大人が目を離さないことが第一。とはいえ、常に目を離さないでいるのはむずかしいもの。「倒れてもこぼれない電気ケトル」など、事故ケガを未然に防ぐためのグッズを活用して、安全な空間作りをすることが大切です。また、「つかまり立ちが始まったから、テーブルの上には物は置かない」など赤ちゃんの発達を見越して、予防策を立てましょう。
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『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです