「冷蔵庫の奥から賞味期限切れの食材を発見」「うっかり同じ調味料を購入」「食べきれずに廃棄してしまった」などといった経験は、誰もが一度はあるはず。そんな”もったいない”を減らすためにも「冷蔵庫収納」の見直しを!食品ロス削減アドバイザーで冷蔵庫収納家の福田かずみさんに、詳しく教えていただきました。
まずは冷蔵庫の中身をチェック!
今回、モデルケースとして協力してくれたのは、東京都内のマンションに夫、息子(0歳)と3人暮らしのSさん。冷蔵庫は、夫が一人暮らしのときから使用しているもので、冷蔵室、野菜室、冷凍室の3段。容量は300Lくらい。「週1でスーパーに買い出しに行き、まとめ買いするので、冷蔵庫にぎゅうぎゅうに入れがちです」
①上段・冷蔵室

一番の悩みはしょうゆやドレッシングなどの調味料。置き場所がなく、3段目はもはや調味料置き場。そのほかはとくに定位置は決めておらず、空いたところに置く感じ。
●扉収納

上段が卵スペース、中段が薬味系、下段は牛乳とこれまた調味料(笑)。高さが中途半端で、中段がとくに使いづらいです。
●チルド室

肉や魚、ソーセージのほかに、下には巨大なマンゴーゼリーも。いつか食べようと思って買って、結局そのままに。
②中段・野菜室

野菜も特に置き場所は決めておらず、空いているところに入れてます。食べかけのバナナも袋に入れてそのまま。野菜以外のものも入れています。

引き出し下はこんな感じ。空いているところに、とりあえず野菜を入れています。
③下段・冷凍室

上の引き出しはフリージング離乳食のストック置き場。製氷機がついていないので、氷用ボックスもここに。

引き出し下は、食べかけの冷凍食品や冷凍ごはんなどを入れています。
冷蔵室は、収納ボックスを活用&定位置を作ることでスッキリ!
冷蔵室は全体の7割程度におさめるのが基本。「定番品」「臨時品」に分類して整理することからスタートしましょう。
冷蔵庫収納の基本3ステップ
①定番品と臨時品の2つに分ける
定期的に食べるものや調味料は「定番品」、食べかけなど、そのほかは「臨時品」。まずはこの2つに分類。

よく使う卵や豆腐などの「定番品」は、取り出しやすい位置にするのがおすすめ。今回はSさんの身長に合わせて、一番上の段に設置しました。
②定番品を専用の箱に入れ定位置を決める
「卵」が取り出しやすいのは、定位置が決まっているから。専用の箱を用意し、その中にまとめて収納します。

納豆&豆腐、卵、ヨーグルトを定番品に。納豆と豆腐はフィルムを外し、浅型ボックスに横にして収納。

ヨーグルト飲料はセリアで買った縦長ボックスに。ぴったりはまって省スペースに!
③目が届きやすい場所に臨時品を置く
臨時品を置くなら、目の届きやすい下の段がおすすめ。食べかけのお総菜、作りおきストックなど優先的に消費を心がけるスペースでもあります。鍋を入れたりすることも考えて、広めにとっておくのがベター。
扉収納は思い切って棚をはずすことでスペースを確保

一番上の棚をとり外し、中にあった卵は浅型ボックスに入れて冷蔵室の棚へ。入りきらなかった調味料がおさまり、飲みかけの赤ちゃん飲料を置くスペースも確保。
A あまったミニソースやしょうが、チーズは箱に入れて収納。箱ごととり出せて便利。
B チューブやミニサイズの薬味は、100円ショップの専用収納グッズを活用。
チルド室は肉・魚専用スペースに。余計なものは入れない

肉や魚以外のものが入っていると、中がごちゃつきがち。「他のものは入れない」と決めることで、おのずときれいに整います。
野菜室は、上からパッと見ただけで何があるか一目瞭然に!
「丸い、短い、長い」と野菜の形を大きく3つに分けて収納
引き出しタイプの野菜室は、すべてが見渡せるように収納することがポイント。上から全体が見渡せるように、「丸い、短い、長い」と野菜の形を大きく3つに分けて考えると、収納がしやすくなります。使いかけの野菜はボックスにまとめて入れて、食材のロスを大幅削減!
【野菜室・上段】

【野菜室・引き出し下】

●しょうがは水につけて保存

使いかけのしょうがは水につけておくと長持ちします。2~3日ごとに水を替えて。保存期間は3週間を目安に。
●使いかけ野菜や果物は深型ボックスに入れて迷子防止

食べかけのバナナ、半分使った玉ねぎなど「使いかけ」のものは深型ボックスに。迷子にならず使い忘れを防げます。
●根菜類は立てて保存することで鮮度をキープ

にんじんや大根、ごぼうなどの縦に成長する野菜は、根を下に向けて立てて収納することで鮮度をキープできます。
すのこつきボックスで、野菜をみずみずしく保存

水切りできるすのこつきで、野菜をいきいきとストックできます。使いかけ野菜を入れておくのにも便利。
冷凍室は、立てて収納&箱使いで「取り出しやすい」を実現!
野菜室と同様に、上から全体が見渡せるようにしましょう。袋物は立てて収納、使いかけは専用ボックスに、アイスバーは箱から出すなど、定位置を決めること。どこに何があるかひと目でわかるので、使いやすさも向上します。
【冷凍室・上段】

●食べかけボックスにまとめて入れる

冷凍食品の使いかけも、深型ボックスにまとめて収納。冷凍室の中で迷子にならず◎。
●フリージング離乳食はエリアを決めてスッキリ収納

フリーザーバッグは立てて収納。さっと取り出せて、見た目もすっきり!

おかゆやペースト状の離乳食は小分けトレーに。一食分ずつ取り出せて便利。
【冷凍室・引き出し下】

●アイスバーは箱から出す

食べ忘れ防止に、箱から出して縦型ボックスに入れかえておくとベター。
●ブックエンドがお役立ち!

袋物はブックエンドを使って、本棚のように収納。使いやすさもキープ。
空きスペースには氷塊を入れておく

冷凍室は10割収納するのが理想的。空きスペースがあるなら、タッパーに水を入れて凍らせておけば保冷剤代わりになります。
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「賞味・消費期限切れ」「買いすぎ」「冷蔵庫で放置」などといった家庭でのフードロスは、日本でも社会問題になっています。食材を効率よく使い切るには、冷蔵庫の「見える化」が第一!今回の記事を参考に冷蔵庫の収納を見直して、食材のロスを出さないコツを身につけましょう。
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『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです




