【難読名前クイズ】「笑良」ってどう読むかわかる？ 思わず“技あり”とうならずにはいられません！

今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。

ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか！

今回のおなまえ

笑良

こちらは女の子の名前です。

まずは各字の読みや意味についておさらいしましょう。

「笑」
音読み：ショウ
訓読み：わら（う）　え（む）
名のり：え・えみ

①わらう。わらい。
②わらわせる。おかしい。
③相手に受け入れを望むときの謙遜をあらわす語。

「良」
音読み：リョウ　ロウ
訓読み：よ（い）　やや

名のり：あきら・お・かず・かた・さね・すけ・たか・つかさ・つぎ・なおし・なが・ながし・はる・ひこ・ひさ・ふみ・まこと・み・よし・ら・ろ

①質がよい。不純なところがない。すぐれている。
②愛情がある。やさしい。
（出典：goo辞書）

どちらもポジティブな印象の漢字で、“明るくていい子！”そんなイメージを連想できます。とはいえ、なんと読むのでしょう？「えら」ちゃん？「えみ」ちゃん？それとも「えみら」ちゃん？もしくは「えり」ちゃん…。

さて、正解は？

 

 

にこら

「笑」「笑顔」といえば、明るくうれしそうな笑顔であるさま＝「にこにこ」から連想し、これに「良」の名のり読み「ら」をつけて「にこら」ちゃん！こちらが正解でした。

「ニコラ」はもともとはヨーロッパ系の男性名（一部では女性名）。ニコラウス、ニコラス、ニコル、ニコライ…などにも対応しており、世界史の教科書などでよく見かけますね。もともとはギリシャ語で「人民の勝利」が語源とされているという説があります。

また、女子小・中学生向けの雑誌『nicola』（ニコラ）も有名ですね。ニコラに出ているモデルは「ニコモ」と呼ばれ、今や人気女優の登竜門となっています。ニコモ出身女優は栗山千明、蒼井優、沢尻エリカ、新垣結衣、川口春奈、永野芽郁…と、そうそうたるメンバー。1990年代の創刊以来、思春期女子から長年人気を誇っています。

「ニコラ」という名前は、ヨーロッパなどでは男性名としての方が主流ですが、日本の女の子にとっては、この雑誌の印象からも「女子の名前」として「かわいい」そんなイメージを抱くケースの方が多いでしょう。

雑誌のイメージからオシャレ＆かわいい印象にもとれるし、ひらがなで「にこら」と書くとどこかおっとりしたイメージにもとれます。さらに英語表記の際は「Nicola」とグローバルにも通用しやすく、広く親しまれやすい名前といっていいのではないでしょうか。

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文／小林みほ