新生児の沐浴は、慣れないうちは「落としたらどうしよう」「ちゃんと洗えるかな」と不安になりがち。そこで今回は、助産師さんに教わる「基本の沐浴」を動画で解説します。必要なアイテム、準備、洗う順番、38〜39℃の湯温、洗い残しやすい部位、保湿のコツまで、初日から迷わないようにまとめました。
【動画】助産師さんに教わる新生児の「沐浴(もくよく)」
そもそも赤ちゃんの「沐浴」とは?

「沐浴」とは、ベビーバスでの赤ちゃんの入浴のことを言います。
1ヶ月健診で確認が取れると大人と同じ湯船に入れるようになるので、多くの場合は新生児期のお風呂タイムを指すことが多いです。
なぜ沐浴が必要なの?
赤ちゃんも1日過ごすと汗や皮脂、ホコリなどで汚れます。ですから1日1回、やさしく洗って清潔に保つことが大切です。
沐浴指導で「顔はガーゼで拭くだけ」と習った方も多いと思いますが、顔も洗浄料で、こすらないようにやさしく洗ってあげてください。
新生児(赤ちゃん)の沐浴・お風呂に必要なアイテム
①ベビーバスまたはお風呂用マット
沐浴する場所に合わせた大きさ、使いやすいタイプのものを選びましょう。ベビーバスは、背中部分を支えられる形状が使いやすいです。
②ベビーヘアシャンプー
顔や体は乾燥していても、頭だけは皮脂腺が集中しています。脂漏性湿疹などのトラブルを防ぐためにも、新生児から専用のヘアシャンプーを使いましょう。
\おすすめ!/
ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー(370ml) 1,870円

赤ちゃんの頭皮の汚れや余分な皮脂を、やさしく洗いあげるヘアシャンプー。リンス成分不使用なのに、細くてからまりやすい赤ちゃんの髪もしっとり。
③ベビー全身シャンプー
泡で出てくるタイプが便利です。目にしみにくく、なめてしまっても大丈夫なものを選ぶと、顔も安心して洗うことができます。
\おすすめ!/
ベビー全身シャンプー(460ml) 1,958円

アミノ酸系の弱酸性ボディシャンプーが肌のうるおいはキープしたまま不要な汚れをしっかり落とします。 目や口に入っても大丈夫なので、新米ママやパパでも安心!
④吸水性のいい柔らかいタオル
ゴワゴワしたタオルやガーゼは、赤ちゃんのデリケートな肌の刺激になります。肌触りがよく、吸湿性に優れたバスタオルを用意しましょう。
⑤ベビー用保湿剤
赤ちゃんの肌荒れ予防には、入浴後の保湿ケアは必須です。 乳液またはクリームを用意して、沐浴後にすぐに全身に保湿ができるようにしましょう。
\おすすめ!/
ママ&キッズ ベビーミルキーローション(150ml) 2,310円

生まれたときからスキンケアを実践するため、赤ちゃんの肌に本当に必要なものだけを配合しました。
\おすすめ!/
ママ&キッズ ベビーミルキークリーム(75g) 2,310円

生まれてすぐから使える毎日の全身ケアに使える乳状クリームです。ママの胎内環境をお手本に、赤ちゃんの肌を守るために必要な保湿成分をたっぷりと配合。
⑥肌着
お風呂上がりに慌てないように、沐浴前に準備をしておくと安心です。
⑦おむつ
肌着同様、広げて準備しておくと、お風呂上がりに慌てずに済みます。
沐浴前の準備

①沐浴後のお部屋にバスタオルを半分に折って、ダイヤの向きに敷く
②その上に肌着・衣服を広げて置く、おむつも広げておく
③横に保湿剤・ヘアブラシを置いておく
④お湯の温度を38~39℃に設定しておく
新生児(赤ちゃん)の沐浴・お風呂のやり方と手順
1.赤ちゃんの服を脱がせる

ゆっくりと、関節が抜けないようにひじをもって袖をぬきます。おむつは、汚れた面を内側にくるくるとまるめて捨てましょう。
2.洗い場に移動する

赤ちゃんの首を支えながら、ベビーバスなどにそっと寝かせます。お湯をはっておく必要はありません。赤ちゃんはモロー反射があるため沐浴布で落ち着くようなら、両手からおなかにかけてあげましょう。
そのあと、シャワーのお湯(38~39℃)で頭を濡らします。
3.頭を洗う

そのあとにたっぷりと泡をつけて、指の腹でこするように洗いましょう。
皮脂の多い頭は、赤ちゃんの体で唯一こすってもいい部分です。頭の上のペコペコした部分(大泉門)もしっかりと洗います。耳の後ろや後頭部も忘れずに。
新生児期は額(おでこ)も皮脂がとても多いので、ヘアシャンプーで爪をたてずにしっかり洗って、脂漏性湿疹を予防しましょう (※皮脂の量が落ち着いてベタつきが気にならなくなったら、全身シャンプーでOKです)。
4.顔を洗う

おでこ以外は、全身シャンプーを使って洗います。ガーゼではなく、手を使って、泡を転がすようにやさしく洗いましょう。目や口に入っても大丈夫な洗浄料を選んで、泡を広げるように洗います。
5.首を洗う

首は汚れや衣服の繊維が溜まりやすい部分。シワの部分に指をはさむように入れて、シワを伸ばしながらきちんと奥まで洗いましょう。
6.頭の上からシャワーで流す

やさしい水流のシャワーで、頭の上から流します。顔の泡も、額のあたりから流しましょう。赤ちゃんの頭を少し持ち上げてあげると、鼻や口に泡が入らず苦しくないのでおすすめです。
顔にお湯がかかっても問題ありません。しっかり流すことが肌トラブル予防になります。
7.体を洗う(おなか側)

まずは赤ちゃんの前面(おなか側)を洗います。全身シャンプーの泡をたっぷり出して、泡を広げるようにこすらずやさしく洗います。
このタイミングで、ベビーバスにシャワーのお湯が溜まっていたら流しましょう。
ゴシゴシとこすらずに、首 → おなか → 腕 → 手 → 脚(足)を洗います。関節部分も、シワをひろげて奥までキレイに洗いましょう。そのあと、一度シャワーで流します。
【洗い残しが多い部位】
上半身…わき・ひじの内側・手首・手指の間
下半身…足のつけ根・足首・ひざ裏・足の裏・足の指の間
8.背中を洗う

脇に手を入れて赤ちゃんをひっくり返してもいいですし、こわい場合は、少し横向きにして半分ずつ洗っても構いません。お座りの姿勢にすると洗いやすいです。
いずれの場合も、赤ちゃんの肩をもって、腕で首を支えるようにしてあげると、姿勢が安定して赤ちゃんも安心します。
首の後ろも洗い忘れが多い部分なので忘れずに、そのまま背中を洗っていきましょう。上から下に向かって、おしりまで洗います。
一度洗い流した後に、おまたは前側から後ろ側に向かって洗い、最後に肛門を洗いましょう。「いちばん汚れている所はいちばん最後」と覚えておいてくださいね。
9.よく流して、お部屋に移動

最後にもう一度全身をよく流します。洗浄料の肌残りは肌荒れの原因となるので、シワの奥までキレイに流しましょう。
きれいに流した後は、お部屋に移動してバスタオルで水分を拭き取ります。
この時も、肌をこすらないように気をつけて、おさえるようにしてやさしく拭きます。シワの奥まできちんと水分をとってあげましょう。
そのあとは髪の毛をとかして、全身に保湿ケアをしてあげてくださいね。
お風呂の後は急激にお肌が乾燥しますので、5分以内に保湿をするのがおすすめです。
【動画】保湿ケアの正しいやり方はこちら▶沐浴後の保湿|助産師さんに教わる 肌トラブルを防ぐ沐浴法(保湿編)
新生児(赤ちゃん)を沐浴・お風呂に入れる際の注意点とポイント
①お湯は38〜39℃に
熱いお湯は、ただでさえ少ない赤ちゃんの肌のうるおいを奪ってしまい、肌の乾燥の原因となります。
1年通して、湯温は38~39℃が理想です。寒い地域の冬など、冷えが気になるときは、浴室やお世話の部屋を暖めておきましょう。
②耳をふさぐ必要はありません
耳をふさぐと、離すときの圧力で鼓膜を傷つけてしまうことがあります。
水流の弱いシャワーを頭からかけていれば(直接耳に強いシャワーをかけるようなことをしなければ)、 耳の中に水が入ることはほとんどないので大丈夫。
耳をふさぐ必要はありません。
③使いやすい洗浄料を選びましょう
首の座らない赤ちゃんを支えながら、泡立てるのは一苦労。泡で出てくるタイプのものが便利です。
また、目や口に入っても大丈夫なものを選ぶと、お顔も安心して洗えます。
関連記事▶【小児科医直伝】赤ちゃんに使う洗浄料・保湿剤の選び方
新生児の沐浴Q&A

Q.ガーゼは必要ですか?
A.肌を洗う目的では必要ありません
ガーゼは目が粗く、摩擦の強い素材です。新生児の薄くてデリケートな肌をガーゼでこすると、刺激が強く肌荒れの原因となってしまいます。
赤ちゃんを洗う時は、たっぷりの泡を広げるように、手を使って洗ってあげましょう。新生児のモロー反射を防ぐために、沐浴布として両手からおなかの上にかけてあげるのはOKです。
Q.沐浴を行う時間帯はいつがいい?
A.赤ちゃんの機嫌がよければ、いつでも構いません
沐浴は、しなければならない時間帯はありません。夜でなくても、1日1回キレイに洗ってあげればいつでも構いません。ご家族がお手伝いしてくれる時間帯や、赤ちゃんの機嫌のいい時間帯に合わせてもOKです。
ただ、赤ちゃんの生活リズムをつくるために、できれば日々同じ時間帯に入れられるといいですね。
___
沐浴は赤ちゃんとのはじめてのスキンシップ。ゆっくり、できることから始めていきましょう。
監修/布施明美先生
助産師、認定看護管理者。神奈川県立こども医療センター看護局副看護局長、周産期センター副センター長を経て、現在は神奈川県で一番出産数の多い医療法人産育会堀病院看護部長を担当。助産師歴約40年。今まで約2万人の赤ちゃんに出逢ってきた経験を活かし、生まれたばかりの赤ちゃんと、お世話をするママをやさしく丁寧にサポート。スキンケアを指導も行う。




