赤ちゃんの名付けの方法はいろいろありますが、なかでも、名字に合わせて吉になる字画から決める「姓名判断」は、とても人気の名付け法です。ただネットなどで検索すると、サイトによって少しづつ結果に違いが。今回は姓名判断の基本的な考え方や姓名判断による名付けの順序、それぞれの画数の【吉画数】など、まるごとレクチャーします。
姓名判断は「字画占い」。30以上の流派があります
まず最初に知っておきたいのは、字画のよし悪しは、あくまでも「姓名判断」という占い=字画占いであること。そこには、30以上もの流派が存在し、同じ名前でも画数が違ったり、ある流派では大吉、別の流派では凶になることもあります。
字画で名付けるときには、最初に流派を決め、ほかの流派は気にしないようにすることが大切です。流派を決めたら、その方法にしたがって名字の画数を調べ、組み合わせて吉になる画数を検索します。
その画数を参考にリストアップした候補から気に入ったものを絞り込んでいきましょう。
姓名判断=字画占いで名付けると決めたら、他の方法は混ぜないのが原則
音の響きや自然のイメージをもとに名前を決め、最後に字画をチェックする人が多いようですが、これはおすすめできない手順です。せっかく決めたお気に入りの名前が、字画の悪さでつけられない、なんてことになりかねません。
名付けでは、複数の方法を混ぜないのが原則です。
字画で名付ける3ステップ
世目判断で名付けると決めたら、まずは名字に合う画数を探し、そこから具体的な名前を考えましょう。
STEP1流派を決めて、名字の画数を数える
STEP2リストを見ながら名字に合う名前の画数を探す
STEP3漢字を選び、名前が決まったら最終チェック
姓名判断=字画占いの気になる疑問Q&A
Q.戸籍の字と日常で使う字が違います。どちらの字画を見ればいい?
A.ふだん使っている字が優先。流派のやり方を調べてください戸籍上は「齋藤」だけど、ふだんは「斉藤」と書いているなど、戸籍と日常使う字が違う人もいるでしょう。この場合は、日常使う字の画数を調べるのが一般的です。ただし、流派によって考え方も数え方も異なりますので、あなたが従いたい流派のやり方を確認してください。
Q.結婚して名字が変わったら、字画も変わってしまいますよね
A.気になるなら、「地格」の吉数だけにこだわって確かに変わります。しかし、字画のよし悪しはあくまで占いです。10年以上先のことを、今から心配する必要はありません。どうしても気になるなら、名前の画数を足した「地格」の吉数だけを見るようにしてはどうでしょう。一生変わらない数ですし、候補の幅も広がるはずです。
Q.夫は外国人。ミドルネームの計算方法を教えてください
A.名前+ミドルネームをひとつの名前と考えて字画占いは東洋から発祥したので、普通、ミドルネームを使って占うことはありません。また、日本の戸籍でもミドルネームの登録はできません。字画占いでどうしてもミドルネームを使いたい人は、名前+ミドルネームをひとつの名前として画数計算をしてください。
Q.呼び名や漢字を決めてから字画でしぼり込むのはダメ?
A.大混乱を招くおそれがあるのでおすすめできません名づけの最終チェック手段として字画占いを使う人も多いようですが、これはやめたほうがいいでしょう。字画が悪いとせっかく気に入った名前をつけられなくなり、迷路に迷い込んでしまいます。字画を気にするなら、最初から名字に合った画数の名前を探すようにしてください。
字画の結果にふりまわされないように注意して
希望の名前が完璧な字画になる確率は非常に低いもの。最終チェックとして字画を確認し、字画の悪さに決められなくなってしまう人も。字画にとらわれるあまり、気に入っていた呼び方や漢字を使えなくなってしまうのです。
占いにこだわるより、ママとパパが好きな名前を、自信をもってプレゼントしてあげてください。