不妊治療

妊娠判定までの流れは?検査、採卵、移植など〈体外受精〉9ステップをチェック【体外受精まるわかり②】

体外受精まるわかり

STEP④
卵子の成熟を促し採卵する

自然の排卵では、脳からLH(黄体化ホルモン)が多量に分泌される「LHサージ」という現象が起こり、最終的に卵子が成熟して排卵に至ります。体外受精ではこのLHサージと同じ状態にするために、「トリガー」と呼ばれる薬を使います。注射薬と点鼻薬があり、どちらも投与後36時間前後で採卵します。

採卵は、超音波で見ながら卵巣に針を刺し、卵子が入っている卵胞液ごと吸引します。痛みを軽減するために鎮痛剤の座薬や局所麻酔薬の注射をしたり、卵子の数が多いときは静脈麻酔を行う場合もあります。採卵後は1~2時間安静にしてから帰宅となります。

関連記事→体外受精Q&A〈採卵〉について。痛みはある?空砲とはどういうこと?【不妊治療専門医がお答え】

STEP⑤
採卵に合わせて精子を採取する(採精)

採精

精子は採卵の当日に採取します。採精前の禁欲期間は2~4日程度。長くあきすぎるとかえって精子の運動率が低下し、質が落ちる可能性があると考えられています。

朝、自宅で採取して持参するか、クリニック内の採精室で採取するかの2つの方法があります。持参する場合は、精子への影響をなるべく少なくするため保管温度に注意し、1~2時間以内に届けます。どうしても当日の都合がつかない場合は、前もって精子を凍結保存することもできます。

関連記事→私は卵巣刺激、夫は採精。採卵に向けて準備開始!『ママ5年目でがんなんて 手に入れた卵子と失った味覚』(5)

STEP⑥
卵子と精子を受精させる

●ふりかけ法
容器に入れた卵子に精子をふりかけて、自然に受精するのを待つのが「体外受精(IVF)」で、このときに必要な精子数は5万~10万個/mlとされています。

●顕微授精
ふりかけ法に必要となる十分な数の精子が得られないときや、以前の体外受精で受精しなかったケースでは、顕微鏡下で精子を直接卵子に注入する「顕微授精(ICSI)」が行われます。

また、女性が高齢で、採れる卵子が少ない場合、受精しないリスクを避けるために、最初から顕微授精にする場合もあります。

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