体験談

仕事を辞めたきっかけは「生理がこない」。退職はメリットもあればデメリットもあって…【仕事と妊活の両立】

仕事と妊活の両立

不安を解消したい!妊活専念期にやってみたこと

妊活を優先した生活はメリットもありましたが、将来に対する不安や社会から孤立するような不安も感じていました。妊活を優先するという思いを除けば、仕事だってしたい…。ここからは、そんな不安な気持ちを少しでも軽くしようと、この頃いくつか試してみたことをお伝えしていきます。

●キャリアアドバイザーに相談

まずは、仕事のことです。妊活に何らかの結論がでたら、将来的には仕事は再開したいと思っていたため、総合的なキャリアについて相談できる場所を探しました。すると、家からとても近いところに、有料のキャリアカウンセリングを行っている場所があったのです。

地域が行っているものや転職企業主催の無料キャリアカウンセリングは、転職あってのもののように思えて気が進まなかったのですが、カウンセリング自体が有料ならば安心だろうと訪れてみることに。これまでの仕事のことやこれからについて話していくうちに、ひとりで悩んでいるよりもずっと前向きな答えがでました。


相談のときにもらった資料の一部、今も大切にしています。

また、キャリアは役割の組み合わせだという「ライフキャリア・レインボー」の考えを知れたのもこのときの成果です。それまでは、キャリアといえば仕事だけのものと思っていましたが、人生全体で考えていくという視点をもつきっかけとなりました。

●月2回、単発の仕事を再開

妊活に専念しはじめて半年くらい経った頃から、月2回、パートタイムで化粧品の販売をはじめることにしました。学生時代から知る同業の友人に声をかけてもらったことがきっかけです。

彼女には妊活をしていることも悩みもたくさん相談していたので、事情はすでに把握済み。
彼女の上司もよく知っている方だったので、妊活中で迷惑をかけるかもしれないことを伝えた上で了承をいただき、業務をスタートしました。

仕事はとても楽しく、妊活で沸々としていた気持ちも徐々になくなってきました。業務量も負担のない範囲で、と限られていたことも働きやすかった要因です。このときは、仕事を辞めたとしても、つながるご縁はあるのだなと感じました。

●不妊治療がテーマの講座に参加してみた!

「ほかの人は、どんな風に向き合っているのだろう…」という思いをきっかけに、不妊治療経験者のかたが主催する講座にも参加してみました。当日は、実際にどのような治療を行ってきたのか、どういったところに悩んだのかを登壇者のかたが詳しく語ってくれました。

また、今後不妊治療がどのように変わっていってほしいか、というテーマで行ったチームディスカッションも興味深かったです。会場には20名ほどの参加者がいましたが、全員が不妊治療中か不妊治療経験者。さまざまな意見が飛び交うなかには、「不妊という名前を変えてほしい」という声もありました。

そのかたの話では、不妊治療という言葉を聞いた中学生の中に、「妊娠しないようにするための治療」と思っていた子がいたのだとか。このお話は当時者目線では浮かばない発想だったため、とても新鮮に思えました。講座への参加は、客観的に不妊治療を考えるよい機会だったと思います。

●転院&鍼灸院に通う

はじめての顕微授精で妊娠に至らなかったため、高度不妊治療がより得意なクリニックに転院を決意。そのタイミングで鍼灸院に通いはじめました。というのも、そのクリニックの初診予約がとれたのは2ヶ月先と、図らずもインターバルができてしまったからです。

その頃はちょうど排卵誘発剤の注射を頻繁に行ったり、卵巣が腫れたりと体が荒れていた時期。転院先のクリニックは排卵に薬をあまり使わない方針だったため、これまでの投薬の負担をクリアにしておこうかなという気持ちもありました。

結果的に、鍼灸によって体がよくなったかといわれると正直分からないのですが…。鍼灸院に通ったことで、治療の不安を話せる場所ができたことにはとても救われました。また、転院先のクリニックで顕微授精後に、この鍼灸院で着床を助けるという鍼を行ってもらったところ、その周期に妊娠が判明。偶然かもしれませんが、私にとっては出会えてよかった場所でした。

仕事との両立にはクリニック選びも重要!

私は2年半の妊活で、3つのクリニックに通いました。そこで感じたのは、仕事と妊活を両立させるにはクリニック選びも大切だ、ということです。

というのも、私が仕事との両立をしていた頃に通ったクリニックは会社からも家からも遠く、通うこと自体が大変な場所。その上、通院回数も多かったのです。当時は治療方針にひかれていたため、なんとかして通っていましたが、今思えばクリニック選びをもう少し慎重になればよかったなと思います。

とくに3つ目のクリニックは、低刺激法での採卵だったこともあり、通院の回数がどの病院よりも少なかったのです。仕事と両立していながら通っている人も多いようでしたので、やはりクリニック選びは大切だったなと痛感しています。

焦るけれど…ひとつひとつ乗り越えていく

私が不妊治療をきっかけに仕事を辞めて妊活に集中したのは、体質や年齢が大きく関わっています。また、いつかは向き合わなければいけない問題なら、早めに結論を出したかったという気持ちもありました。辞めたことで不安になることも多かったですが、ひとつひとつ目の前のことを乗り越えていくうちに、前に進んでいた感じです。

もちろん、手に職タイプの職業だったことも仕事を辞めるときの一助だったことは否めません。ただ、そうであったとしても、キャリアをどのようにつなげていくのかはとても難しいところだと感じました。

あまり一般的ではない経験談かもしれませんが、誰かのお役に立てたら嬉しく思います。

※この記事で紹介した内容はすべて個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

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