基礎知識

「35歳、妊娠5週と7週で流産を2回経験」流産の原因は?不育症検査を受けたほうがいい?

「35歳、妊娠5週と7週で流産を2回経験」流産の原因は?不育症検査を受けたほうがいい?

時間的なリミットがある不妊治療。後悔しないためには、まず自分たちの置かれている状況をよく知ることが大切です。

今回は、過去に2回流産を経験した方からの〈もしかしたら不育症かも?〉というお悩みに、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生がアドバイスします。

関連記事→〈家電女優・奈津子さん〉「不育症かも?」次こそは妊娠が継続しますようにと祈る思いでトライ【中編】

Q.不育症の検査を受けたほうがいいですか?

〈質問者データ〉
35歳/夫の年齢30代
妊活歴3年3カ月
既往歴:卵巣機能不全、夫が軽度の男性不妊

体外受精で2回妊娠しましたが、妊娠5週と7週で流産になりました。不育症の検査を受けたほうがいいのでしょうか?

A.心拍確認後の反復流産なら早めに検査を受けてみても

全妊娠の15%は流産するといわれていて、特に妊娠の初期に起こる流産は、偶発的に胎児になんらかの異常が起きて、それ以上育つことができなかったと考えられます。

2回続けて流産する「反復流産」は、全妊娠の2~5%程度とされます。

胎児に原因がある流産は、残念ながら防ぎようがありません。ただ、あくまでも偶発的なものですから、くり返される可能性は低いといえます。次の妊娠にトライしていいのではないでしょうか。

まれに、流産や早産をくり返して、なかなか赤ちゃんを抱くことができないつらい体験をされるご夫婦がいます。3回以上続けての流産は、妊娠を継続しにくいなんらかの病的な問題が母親か父親、さらには母体と赤ちゃんの間にあるのではないかということで、習慣流産(不育症)と診断されます。

関連記事→〈芸人・本日は晴天なりさん〉子宮外妊娠、流産、不育症。高すぎる「妊娠9週の壁」を乗り越えてママに【中編】

諸外国では2回続けて流産した時点で、不育症として対処すべきという国が多く、日本でも反復流産の時点で不育症検査を受けるご夫婦が増えているといいます。心拍確認後に流産を経験している場合は、胎児以外に原因がある可能性もあるため、早めに検査を受けてみてもいいかもしれません。

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