「何も感じたくない」という気持ちも大切な感情
まずは、こころと体を充分にいたわり、傷をいやすことを優先させてほしいと思います。
ポジティブ思考で、明るく前向きに治療に取り組む方法もありますが、無理に前向きに頑張る必要はありません。泣きたいときは泣いてもいいのです。「悲しみ」の感情は、過去のつらい出来事を乗り越えて、未来へ踏み出すための力になります。
でも、無理に悲しむ必要もありません。もしかしたら、今は何も感じたくないということもあるかもしれません。それも、自分のこころを守るために必要な時間です。
「〇〇しなければいけない」とか「〇〇でなければいけない」というような考えは、一度脇に置いて、今はありす様の自然な気持ちを大切にしてください。
「夫が病院に行ってくれない」夫婦カウンセリングも有効

それから、ご主人がEDの治療をしてくれないことに対して、ありす様のお気持ちを整理することも大切なのではないかと思います。
性のことについては、なかなか人には話しにくいのですが、たくさんの気持ちを自分の中だけにためこんでしまうと、イライラの原因になったり、そこにばかりこだわり過ぎてしまて冷静な判断ができなくななったりすることもあります。
カウンセラーに話をする傾聴タイプのカウンセリングを受けてみるのも、気持ちを整理するためのひとつの方法です。また、夫婦でカウンセリングを受けて、カウンセラー同席のもとでお互いの気持ちを話し合う方法もあります。
ただ、どのような治療にもリスクとベネフィットがあるように、不妊治療や妊娠後のリスクにも、さまざまなものがあります。子どもが欲しいときは、妊娠することだけを優先させてリスクのことまで考えがおよばないことはよくあります。どのようなリスクがあるのかを主治医、またはセカンドオピニオンに質問して、危険性を知ったうえで治療を受けるのか、受けないのかを決めることは大切です。
今後の治療の進めかたについては、まずは流産で受けたこころの傷を充分にいやして、EDに対するありす様のお気持ちを整理してから決めても遅くはないと思います。
協力/NPO法人Fine
*Webメディア『赤ちゃんが欲しい』の記事を再編集して掲載しています。
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