妊活を始めても、「妊娠」という結果が出なければ「病院で検査を受けてみようかな」と考え始めますよね。でも、どんな病院を選ぶのがいいのか、選択に迷うことは多いはず。
不妊治療のスタートに当たって、病院の選択肢は大きく2つあります。
不妊治療以外にも思春期やがん、更年期などの婦人科医療を行う施設と不妊治療に特化した専門施設です。
時間をムダにしないためには、不妊を専門にみるクリニックへ

不妊治療専門とうたっていなくても、婦人科であれば、不妊治療の入り口である基本的な検査や、タイミング指導、排卵誘発剤の処方などは行っています。
無理なく通える範囲に専門施設がない場合は、まずそうした一般の婦人科を受診しても、もちろん問題はありません。夫の精子を妻の子宮に入れる人工授精も、一般の婦人科で受けられます。
ただし、もし選択の余地があるなら、体外受精や顕微授精(ART)も行える設備のあるクリニックのほうが、なんといってもステップアップがスムーズです。
特に妻の年齢が高い場合や、月経(生理)不順、子宮筋腫や子宮内膜症など婦人科系のトラブルがある場合などは、ステップアップの決断は早いほうがよいので、最初から体外受精のできる施設を選ぶのが妊娠への早道です。
といっても、一般不妊治療(タイミング指導、人工授精)を行っていない体外受精専門施設を最初から受診するのはフライングです。そうした施設は、一般治療で結果が出ないときの転院先として検討しましょう。
病院の名称に「ART」が入っていると、専門性が高い印象を受ける人もいますが、それは関係ありません。病院の名称は判断の基準にはなりません。
スタート時点で受けておくべき検査は

どのクリニックに通うにせよ、第1段階でチェックするのは、女性側では排卵があるか、卵管が少なくとも片方は通っているか。男性側では精子の数や状態に大きな問題はないかの3点です。
そのために行う検査としては、血液検査(血中のホルモン値の計測)と、子宮や卵巣に異常はないか、また卵胞の成長ぐあいや排卵の有無を知るための超音波検査、卵管通過性検査、精液検査などです。
これらの検査をすべてきちんと行い、結果を踏まえて今後の治療方針を示してくれるクリニックなら、まずは安心といえるでしょう。2022年4月から、不妊治療に健康保険が適用されるようになりましたが、保険で受けられる検査の回数や内容は、どのクリニックでも一律となり、標準化されていると考えられます。
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