多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットがあるのも現実。
後悔しない判断をするためには、まず自分たちの置かれている状況をよく知ることが大切です。
解答ドクター
山下レディースクリニック
院長・山下正紀先生

1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。
血液検査では子宮内膜症ではないと診断。でも、性交痛がひどくなっています
●質問者データ
妻32歳、夫30代
妊活歴1年7ヶ月
人工授精にトライ中
血液検査では、子宮内膜症ではないとの診断でしたが、性交時にかなり痛みがあります。
まったくセックスできないわけではありませんが、年齢とともに性交痛がひどくなっています。月経量も増えていて、やはり子宮内膜症ではないかと不安です。
子宮内膜症の可能性はあります。できるだけ早めの妊娠を
血液検査はひとつの指標ですが、それだけで確定できるわけではなく、子宮内膜症の可能性を考えておく必要があります。
以前は子宮内膜症の診断のために、腹腔鏡検査がすすめられましたが、現在は赤ちゃんを望むのであれば、検査や内膜症自体の治療で時間を費やすよりも、できるだけ早い妊娠をめざすことが最善と考えられるようになっています。
もし、この先体外受精(IVF)も視野に入っているのであれば、人工授精ではなく、体外受精にステップアップする選択肢もあります。




