赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向に。けれど、不妊治療には時間的なリミットがあります。後悔しないためにも、納得して治療を進めることも大切です。主治医には聞きにくい不妊治療の疑問を、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に答えていただきました。
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質問:施設内での安全管理は万全ですか?
〈質問者データ〉
36歳/夫の年齢40代
妊活歴3年9カ月
現在の状況:体外受精にトライ中
体外受精中の36歳です。精子や卵子、受精卵の取り違えなどの不安がぬぐえません。クリニックでの管理はどんな感じなのでしょうか?
お答え:複数人によるダブルチェックはもちろん、さらに電子認証システムを導入して万全に

過去に受精卵の取り違え事故が報道されたことがありました。あってはならないことですが、ヒューマンエラーといわれるミスは、完全にゼロにすることはできません。
どんな施設でも、複数の人によるダブルチェックが原則ですが、当院では、さらに進んだ電子認証のシステムをとり入れています。
これは、卵子、精子、受精卵など、すべての検体が移動するときに、検体を入れているデバイスにバーコード(QRコード)をはり、いつ、誰が、どんな操作を行ったのかを記録するものです。とがった言い方になりますが、今の時代に電子認証をとり入れていないラボ(胚培養室)は、リスクがあると考えてもいいくらいです。
顕微授精は医師が行うものと思っている人もいますが、現在のART(高度生殖補助医療)は、精子や卵子、受精卵を扱うプロフェッショナル、胚培養士によるラボワークが支えているのです。
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