特に宣伝していないのに、大勢の患者さんが訪れるクリニック。そこでは、生殖医療界のネオカリスマと呼ばれるドクターが日々、治療にあたっています。そんなドクター(以下D)が、患者さん(以下K)の疑問に、会話形式で答えます。
【後編】はブライダルチェックの検査項目について解説します。
前編を読む→ブライダルチェック、受けた?結婚前に受けるものとは限りません【前編】
受けたほうがいい検査項目は何?
K:実際にブライダルチェックでは、どんな項目の検査を受けるのでしょうか?
D:具体的には、身長・体重・BMI、血圧、子宮頸がん、超音波、糖代謝、貧血、甲状腺ホルモン、ビタミンD、風疹・麻疹・水痘・ムンプス抗体、HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・クラミジアなどの性感染症、卵巣予備能(抗ミューラー管ホルモン=AMH)などの検査を提示している施設があります。
すべてを受ける必要はありませんが、状況に応じて受診施設と相談して決めるといいでしょう。
K:糖代謝や甲状腺ホルモンも、妊娠に関係あるんですか?
D:糖代謝は糖尿病の有無、甲状腺ホルモンは甲状腺機能亢進症・低下症を調べるための検査です。糖尿病はしっかりコントロールしないと、妊娠したことがきっかけで悪化したり、胎児の先天異常・流産・過剰発育につながります。
甲状腺機能亢進症のバセドウ病は、治療しないと流産や早産、妊娠高血圧症候群を生じやすくなったり、胎児に甲状腺機能亢進症を生じたりすることがあります。
また、甲状腺機能低下症も受精率・着床率・妊娠率の低下、流産率の増加が報告されています。両疾患とも適切に治療し、症状が安定すれば、妊娠への影響は少なくなります。
K:それは大変! 絶対に調べてもらわないと。
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