感染症を起こすと、おりものが増えたり、下腹部に痛みを感じたりするだけでなく、子宮や卵管の臓器癒着を起こして不妊の原因になることがあるので、これから赤ちゃんを授かりたいと考えている場合、生理中のセックスは避けたほうが安心です。
また、生殖年齢の女性の8割ぐらいには生理痛があり、その3人に1人にかなりひどい生理痛があるといわれています。生理痛の原因はさまざまですが、おなかを冷やすと痛みが増してしまうので、そういう面からも、生理中のセックスはおすすめしません。
排卵日ごろのセックスが苦手な男性の場合、どうしたらいいの?
女性から「今日は排卵日だから、早く帰宅して」と言われると、プレッシャーを感じるという男性は少なくありません。そういう場合、どのように言えばいいか、女性側も悩んでしまうことが多いでしょう。
男性側のプレッシャーをやわらげながら、妊娠に近づけるためには、2つの方法があります。
●こまめにセックスする機会を持ってプレッシャーをやわらげる
1つは、排卵日がいつなのかわからないように、日頃からこまめにセックスする機会を持つという方法です。いつもはほとんどセックスする機会を持たないのに、排卵日ごろだけセックスするというのは、男性から見ると、妊娠するための手段のように映ってしまうからです。
本来、射精を伴うセックスというのは、デリケートなものです。前戯、挿入というステップを踏んでよい雰囲気を作り、お互いに気持ちが高揚して、男性ははじめて射精することができるのです。妊娠することだけを目的として、いきなり挿入し、すぐに射精するというわけにはいきません。
女性側が排卵日を把握しておいて、ふだんからセックスする機会を持ち、排卵日ごろもその中の一つとすることで、男性側のプレッシャーを減らすことができるでしょう。
●セックスをしないでシリンジを使ってみる
もう1つは、シリンジを使って精液を膣に注入する方法です。ふだんからあまり性欲がないという男性には、こちらのほうが気楽に感じるかもしれません。
シリンジと採精容器がセットになったシリンジ法キットは不妊治療専門クリニックでも購入できますし、インターネットでも販売されています。さまざまなタイプのキットがあるので、自分が使いやすいと思うものを選び、使用説明書に従って使うようにしてください。
ただし、精液に異常がある場合は、この方法では妊娠できない可能性が高くなります。シリンジ法を試す場合は、事前に男性が精液検査を受けて、異常がないかどうかを確認しておきましょう。
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丹羽先生からアドバイス
妊活をしていると、早く赤ちゃんが欲しいと思うのは当たり前だと思います。でも、その気持ちが強すぎると、セックスすることがストレスになったり、男性がプレッシャーを感じたりすることもあります。
本来、セックスは、パートナーと楽しい関係、安心感を得られる関係を築くためのコミュニケーション。2人でその関係を続けていくことがいちばん大切なことです。妊活中であっても、セックス=子づくりのためのものとだけ考えるのではなく、そういう面があることを思い出してもらえるといいですね。
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