流産とは、妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。
流産の多くは妊娠10週未満に起こり、流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。
授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。流産したときの様子、つらさや悲しみの乗り越え方は?次の妊娠までの治療は?
今回は、3回の流産を経験し、人工授精3回目で妊娠したNさんの体験談をご紹介。不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考になります。
1年間に3回も流産。もうがんばれない…
結婚して1年後に男の子を出産してから、3回流産しました。
1回目は自然妊娠で胎嚢は確認できたのに心拍が確認できず、稽留(けいりゅう)流産。まさか、という気持ちがあり、「あと何週間か待てば心拍が確認できるのではないか。手術を待ってほしい」と思いましたが、手術前日に「もう逃げられない現実なんだ…」とあきらめました。
それでも、手術台の上では涙が止まりませんでした。
2回目は5ヶ月後。胎嚢は確認できました。
その後、ぜん息になってしまい、せきの回数がふえたためか腹圧がかかり出血。受診すると、すでに流産しかかっているとのこと。
かたまりのある血が出たときにあきらめてはいましたが、内診台でカーテン越しに、先生の「胎盤鉗子(たいばんかんし)」という声を聞いたら、目の前が暗くなりました。
そして、その6ヶ月後に3回目の自然妊娠。今度は心拍が確認できたあと、2週間で心拍がゆっくりになって心停止になり、稽留流産に。
3回目の妊娠でやっと心拍が確認できて涙を流してよろこんだのもつかの間、赤ちゃんの成長が遅く心拍が弱まっていたので、毎日祈るような気持ちで過ごしていました。
最終的に心拍が止まっているとわかったときは、「もう私は妊娠、出産がむずかしい体なのかな…」という思いが頭をよぎりました。
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「痛い!やめて!」どうして私ばかりこんなに流産するの…
手術への恐怖に襲われる数日間を過ごしたあとの手術台の上では、涙がとめどなくあふれてきました。
麻酔の効きが弱かったためか、「痛い!やめて!」と叫ぶ自分の声が、遠くで聞こえていたのを覚えています。手術後、「どうして私ばかりこんなに流産するの!もうがんばれない!もうがんばれない!」と看護師さん相手に号泣しました。




