妊娠をめざす人にとっては、1周期ごとが真剣勝負。ご夫婦だけで妊活をしている人も、病院で妊娠治療を受けている人も「今月こそ妊娠したい!」という気持ちは同じですよね。
そこでこんな今こそ、妊娠という結果をめざすためにするべきことを改めて考えました。
データとエビデンスにもとづいてリプロダクションクリニック 松林秀彦先生に徹底解説していただきます。
スピード感ある「 本気の妊活」で、赤ちゃんを授かる夢に近づきましょう。
妊娠できるSEXが知りたい!

「セックス後に足を上げると妊娠しやすい」といった都市伝説的な情報や「基礎体温は毎日つけるべき」といった古い常識などに惑わされ、ストレスをかかえ込んだり、回り道をしてしまうカップルは少なくありません。
まず、排卵日を正しくとらえなければならない、という思い込みは捨てましょう。私は、「毎日、死ぬ気でセックス」するのが、妊娠への最短距離だと思います。
冗談のように聞こえるかもしれませんが、性交渉の回数が多いほうが妊娠には有利。毎日が難しければ、2~3日に1回になっても大丈夫。
とにかく排卵日周辺だけでなく、日常的に夫婦生活を持ちましょう。
妊娠をめざすSEX、排卵日にこだわらない
妊娠しやすい日に性交渉を持つために、基礎体温をつけたり、排卵検査薬を使ったりしている人も多いでしょう。
ただ、妊娠率を高めるためには、実は排卵日の特定はそれほど重要ではありません。

グラフからもわかるように、最も妊娠しやすい日は排卵日の1日前と2日前。
精子は子宮の中でも5日間生き続けることができるため、排卵5日前からチャンスがあります。
けれど、排卵検査薬で陽性が出るのは、排卵前日からです。 そして、排卵日を過ぎると、妊娠の可能性は一気に下がり、1時間後には0%に。
排卵日だけをねらうと、最も可能性が高いタイミングを逃してしまううえに、もしその日にタイミングがとれなければ、その月の妊娠の可能性自体がなくなってしまう危険もあるのです。
さらに排卵日にこだわりすぎると、「絶対にこの日に!」というプレッシャーが男性にのしかかるのも問題。
妊活カップルは、日常的に性交渉を持つのが理想です。セックスの回数は、妊娠率アップと大いに関係があります。
2~3日おきに性交渉を持っていれば、排卵日を意識しなくてもきちんとチャンスをつかまえられます。
授かるSEX、性交渉後はあおむけ?うつぶせ?
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通常、子宮はおなか側に傾いています (子宮前屈)が、反対に子宮が背中側に傾いている女性も1割ほど。
この状態を子宮後屈と呼びます。 子宮後屈の場合、精子の入り口になる子宮口がおなかのほうを向いていることになります。 性交渉後、あおむけに寝ていると、精子は子宮の入り口のくぼみにたまってしまい、子宮口までたどりつくことができません。
そこで、子宮後屈の人に有効なのが、セックスのあとしばらくはうつぶせの姿勢を保つことです。
子宮前屈か子宮後屈かどうかは、超音波検査でわかります。クリニックを受診した際に、医師に確認してみましょう。
子宮前屈のかたは、セックス後、あおむけに寝るのがいいでしょう。逆立ちするより、おすすめです。
セックス後のおすすめの姿勢は?

避妊せずに夫婦生活をもっても半年、1年と妊娠しない場合は、迷わずに不妊治療専門クリニックへ行きましょう。
卵子は年齢とともに老化し、目立った原因がなくても年々妊娠しづらくなっていきます。
妊娠をめざすためには、ひとつの治療法にこだわりすぎず、個別ケースにあったプランのなかから、最良の治療を納得して選択することが大事です。
構成・文/浦上藍子
『赤ちゃんが欲しい2020夏』妊娠をめざすならやるべき10のこと より
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