「まだわからへん」と気を引き締めながら、胎嚢確認、心拍確認、安定期へ――。2026年1月に第1子となる女の子を出産した吉田朱里さん。妊娠がわかった当時も、生まれるまでは何が起きるかわからないという不安を抱えていたと言います。
不妊治療専門クリニックへの通院、妊娠中の体の変化、計画自然分娩での出産、そして想像と少し違った赤ちゃんとの初対面。前編では、吉田さんの初めての妊娠・出産ストーリーをお届けします。
不妊治療クリニックに通院しながらの妊活

自己流で妊活を始めてから半年ほど経ったころ、行きつけの婦人科で多嚢胞性卵巣症候群と診断されたこともあり、不妊治療専門クリニックを受診しました。
そこで注射や薬を使いながら排卵の周期を整え、先生の指導のもとでタイミング法に取り組むことに。妊娠がわかったのは、その通院中のことでした。
フライング検査で「おや?」。それでも安心できず…
当時の我が家には、買い込んできた排卵検査薬と妊娠検査薬が大量にあって、毎月のようにフライング検査をしていました(笑)。
その周期は、フライング検査の1回目からいつもと違う線が出て、「おや?」と。
でも、まだ分からへんから旦那にも言わんとこうと思ったんですよね。病院で胎嚢が確認でき、心拍が確認できても「いや、でもまだわからんけど」と言い続けていました。
ようやく少し安心できたのは、安定期に入ってから。エコーでみる赤ちゃんがだんだん人の形になってきて、性別がわかって…。そのころから「本当に妊娠したんだ」と実感が湧いてきた気がします。
それでも、生まれるまでは何が起きるかわからない。そんな気持ちは、出産の日までずっとありました。
妊娠中は、食欲が大爆発!

妊娠中は、ありがたいことに大きなトラブルもなく、臨月まで普通に仕事を続けることもできました。
初期からつわりもまったくなく、おなかが大きくなってからはトイレが近くなったり、足がつったりするマイナートラブルはあったものの、基本的にめっちゃ元気でした。
ただ、食欲だけはものすごくて、常に炭水化物を欲していました。食べないと気持ち悪いというより、単純に食欲が爆発していた感じです。
ふだんはかなり節制して、体型維持にも気を遣っているので、「もうダイエットしなくていいんだ!」とちょっと解き放たれた感もあったのかもしれません(笑)。
最終的に15kg増。先生から注意はされなかったものの、かなりしっかり増えました。何よりびっくりしたのは、3000g程の赤ちゃんを産んだのに、出産後に体重が2kgしか減っていなかったこと。
赤ちゃんの羊水や胎盤の分でもっと減るものだと思っていたので、「え、計算が合わへん。何が入ってるんやろ?」と本気で驚きました。
予定日より早く、計画自然分娩へ
検診でおなかの赤ちゃんがすでに3000gを超えていることがわかったため、出産は予定日より早く、計画自然分娩で行うことになりました。
出産日を決め、前日に入院。まずはバルーンを入れて子宮口を広げ、翌日に促進剤を使って陣痛を起こす流れです。
前日のバルーンがかなり痛くて「これじゃ寝られへん」と半泣きになっていたのですが、診察のときにポン!と抜けて。その晩は、思っていたよりもゆっくり休むことができました。
翌朝の時点で、子宮口はすでに4cm。痛みはありましたが、陣痛促進剤の点滴を打ちながらも、意地で朝食は完食しました。
というのも、半年ほど前に同じ病院で出産した妹から、出産の流れをかなり詳しく聞いていたから。「これ食べとかないと、次、いつ食べられるかわからへんやつや」と思ったんですよね。




