「女性のライフコースは、結婚して母親になるだけが幸せな人生ではありません。しかし、子どもがいないことや、子どもが欲しくないと思うことに悩み、生きづらさを抱えている女性は少なくないのです」と話すのは、子どものいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰する、くどうみやこさん。
今回は、くどうさんの著書『誰も教えてくれなかった子どものいない女性の生き方』より、子どもがいるいないに関わらず、誰もが恩恵を受けられ活躍できるような企業の取り組みについて抜粋してご紹介します。
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企業の取り組みは今後すべての人に
子どもがいないことで、存在を認めてもらえないようなアウェー感を感じることがあります。女性活躍の推進は仕事と育児の両立支援がメインで、子どものいない人のことはスルー。
働き手の減少傾向、待機児童問題、育児の負担増など、子どものいる女性を支援するのは当然のことだと理解はしていても、しわ寄せやフォローをするばかりで何の恩恵もなければ、人間の心理として不公平感を覚えることはあるでしょう。
ライフコースが多様化している昨今、フォローする側に「いずれ君も」は必ずしも通用しない。子どものいない女性は気持ちに折り合いをつけながら働いているようで、職場環境での優遇の違いについて多数の意見が届きました。
●子どものいない女性は置いてけぼり?」
「一部上場企業の社員です。ダイバーシティや女性活躍推進の施策はありますが、女性は子どもがいることが前提です。子どものいない女性は置いてけぼりにされたように感じます。
女性活躍推進の全社アンケートも実施されますが、“子どもができても働きたいと思いますか”など、子どもができることを前提としていることに違和感を覚えます」(45歳・独身・会社員)
●職場では子どもがいたほうが「勝ち組」
「お子さんのために休暇をとられる方のフォローは正直複雑です…。普段から頑張っている方のフォローはお互いさまだと思いますが、育児を言い訳にして大変な仕事からは逃げて短時間勤務をされている方を見ると、もやもやした気持ちになります。
職場では子どもがいたほうが勝ち組だと感じてしまいます」(41歳・既婚・公務員)
●子どもがいると優遇される制度ばかり…
「働き方改革や女性活躍推進といわれているが、子どものいる人が優遇される制度ばかりだと感じます。子どもがいないからせめて仕事を頑張ろうと試験を受けて管理職になりましたが、職場で子育てと仕事を両立している人は面倒見がよく、人間もできているから管理職に向いていると話しているのを聞き、ショックを受けました。
子どもを持つことがすぐれているという社会の風潮が変わり、生きづらさがなくなればいいとずっと思っています」(38歳・既婚・会社員)
昨今、結婚・出産は規定路線ではなくなりました。優遇が偏れば、不満を感じる人は必ず出てきます。
快くワーママのフォローをされている方も大勢いらっしゃいますが、社内でサポートする周囲が不公平さを感じるようであれば、制度は不十分ということ。される側も気を遣いながら、肩身の狭さを感じてしまうことがあるはずです。
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