日本産科婦人科学会が発表した最新のデータで、2023年に体外受精で生まれた子どもは8万5千人を超え、過去最多となったことがわかりました。これは2023年に生まれた子どもの8人に1人にあたる数字です。身近になってきた体外受精の現状と、治療を考えているかたの疑問や不安にお答えします。
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体外受精の治療の流れ
ひと口に体外受精といいますが、排卵誘発に使われる薬剤や、受精と受精卵の培養方法などにはバリエーションがあり、それぞれのカップルの状態や希望に添って、適した方法が選択されます。
STEP①
夫婦そろって受診し治療計画書を作成

保険診療で体外受精を受けるときには、治療の開始時に治療計画書を作成し、それに基づいて治療を行う必要があります。
計画には、採卵のための排卵誘発から、採卵・採精、受精、培養、胚移植までの、一連の治療がすべて含まれます。計画書を作成する際、カップルそれぞれの同意が必要で、そのためふたりでの来院が求められます。
STEP②
必要な検査を受けて体の状態をチェック
すでに基本的な検査がすんでいたとしても、体外受精に進む時点での状態を確認するために、ホルモン値や、精液などの再検査を行うことがあります。
体外受精前に必ず受けておきたいのはAMH検査です。これは血液検査で、月経周期のいつでも検査ができます。治療を行う周期では、月経開始後3日目ごろに超音波で卵巣内にある初期卵胞の数を調べ、AMHの数値と合わせて、排卵誘発の方法や誘発剤の量を決定します。
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STEP③
卵巣を刺激して卵子を育てる
体外受精では、ホルモン剤である排卵誘発剤を使って卵巣を刺激し、複数の卵子を育てるのが一般的です。飲み薬と注射があり、その人の卵巣機能によって、種類や量を調整します。より多くの卵子を得るための方法を「高刺激」、そこまで強くないマイルドな刺激の方法を「低刺激」といいます。また、まったく誘発剤を使わない「自然周期」という方法もあります。
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