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2022.03.11

ママパパの生活

子どもを叩いたことがある専門家が教える、子育て中の「どうしようもないイライラ」を解消する方法って?

赤ちゃんとの生活は楽しいことだらけ!夫との仲も良好!…のはずが毎日イライラの連続という人も多いのではないでしょうか。どうしてイライラするか、イライラしたらどうすればいいのか。長年、子育て中のママやパパの悩みに寄り添い親身なアドバイスをしてきた発達心理の専門家・大日向雅美先生に、ご自身の実体験を踏まえたお話を聞きました。

イライラは【新しい自分、新しい夫婦関係、新しい何か】を編み出せるチャンス

子育てでイライラするのは、それだけ赤ちゃんに対して一生懸命な証拠です。一生懸命お世話をしているから寝不足になるし、一生懸命離乳食を作っているからベーッと吐き出されたらがっかりするし、イライラはすべて当たり前のことなんです。

育児ストレス
“私は子育てという新しいステージに入った”と思うのはどうでしょうか。新しいステージに入ったときは当然、未経験の物語が始まります。

イライラは、新しい自分、新しい夫婦関係、新しい何かを編み出せるチャンスだと考えてみて。

私自身も、子どもの頭を叩いてしまったことがある

私にも二人の娘がいます。子育て期は博士論文の執筆に追われていました。当時保育園児だった長女が「あとでね」と言っても、かまってかまってとまとわりついてきて、ついはらいのけようとして、頭をたたいてしまったことがありました。

そのとき、ふと顔を上げたところにあった鏡に映る自分の顔が鬼のようだったんです。「ごめんなさい」と泣きながら謝る娘を見ながら悪いのは全部私なのに…って。この出来事は40年近く経った今でも忘れられませんね。

同じところをグルグル回って、子育てはらせん階段みたいですよね。イライラすることは当たり前、どうかご自分を責めすぎないでくださいね。

イライラ解消には“書いて見える化”することが効果的!

イライラ解消法にはいくつかステージがあります。

第一ステージは、カッとなって手を上げそうになったら、赤ちゃんの安全を確保して自分がその場から逃げる、離れる。とにかくそこから避難してママが落ち着くことが大事です。

第二ステージは、自分の好きなことに没頭する。ただし、いずれも表面的な解消法でしかなく、イライラの根本原因を消すことはできません。

イライラの根本原因の解消には、「書く」ということを考えてみましょう。
育児日記一日の終わりに、今日はどの部分にイライラしたのか、そのとき自分は何を思ってどうしたかったのかを書いてみる。書くことで、イライラのポイントと原因が見えてくることがあります。

自分に対して相手に対して、いつどんなことでイライラしたのかを書き出してみましょう
育児日記書いた内容は夫にも共有するのが理想。メモをプロット(企画書)として見せれば、「自分はなぜイライラしていて落ち込んでいるのか」をひと目で理解してもらえ、イライラ解消について一緒に考えることができると思います。

記事を読む⇒⇒⇒子どもを叩いてしまいそうになったら…?アメリカ在住医師が教える「誰でも秒でできる対処法」

イラスト/カワグチマサミ

【監修】 大日向 雅美 恵泉女学園大学学長

専門は発達心理。学術博士。1970年代初めのコインロッカー・ベビー事件を契機に母親の育児ストレスや育児不安を研究。NPO法人あい・ぽーとステーション代表理事として地域の子育て家族支援活動にも取り組んでいる。著書『おひさまのようなママでいて』(幻冬舎)他。(写真提供/アートスタジオスズキ)

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