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2022.06.17

育脳・知育

脳の発達に最適な〈おもちゃ〉の選び方ポイントは2つ!〈年齢別〉おすすめ室内遊びも紹介

家の中での遊びに欠かせない「おもちゃ」、どんなものを買えばいいのか迷いますよね。子どもがただ喜ぶだけでなく、成長を促すようなおもちゃを選んだほうがいいのでしょうか?発達脳科学者の成田奈緒子先生に教えてもらいました。

遊び方が固定化されるおもちゃはおすすめしません

室内遊びにはおもちゃがつきものです。「脳を育てるにはどんなおもちゃを用意すればいいですか?」と聞かれることがありますが、いわゆる「知育玩具」にこだわる必要はありません。

脳の発達に最適なのは【遊び方が決まっていないおもちゃ】【組み合わせ次第でどうにでも遊べるおもちゃ】です。

例えば、積み木、ブロック、布、箱、シンプルな人形…。遊びの中で想像力や応用力を働かせることで、「小学生以降に育っていく、おりこうさん脳」の基礎部分をつくるのです。

「おりこうさん脳」詳しく見る⇒⇒⇒【赤ちゃんの育脳】子どもの言葉や知能を育てる「おりこうさん脳」に良い行動とは?

最近多い、「おせっかいなおもちゃ」はおすすめしません。例えば、ボタンを押すと喋り出すおもちゃや、決まった形のものしか作れないブロックなどです。イメージが固定化されてしまい、遊び方を子ども自身が発展させる余地がありません。

学習要素の遊び。親がコントロールして「やらせる」のはNG

少し成長すると、遊びの中に「学習要素」をとり入れようとする人も増えてきます。子ども自身が「百人一首を覚えたい」「パズルが大好き」と自然に思っているならいいですが、親がコントロールしてやらせては「遊び」でなくなります。

乳幼児期に「遊び」が失われると、脳は決して健全に育たないことをお忘れなく。

3~4歳くらいになると、家族みんなでボードゲームやトランプもできるようになってきます。子どもに合わせてルールを変えたり、親が手伝ったりする必要があるかもしれませんが、ルールを覚え、相手の出方を予測し、家族みんな同じ土俵で勝負するこれらの遊びは、最高の脳育てです。ぜひ笑顔で楽しんでください。

【年齢別】脳が育つ室内での遊び方

0歳〜:手指を使う遊び

赤ちゃんボール】生後3〜4ヶ月から握れ、手指の発達を応援
ボール全体が網目状になっているので、ねんねの赤ちゃんでもつかむことができます。指を動かすことに幼いうちから慣れることができます。

【積み木】イメージする力を育て、成長に応じて遊びこなせる
最初はカチカチぶつけたり、くずしたりして遊ぶだけでじゅうぶん。次第に積んだり並べたりしながら「おうち」「電車」と想像力を広げるのです。変幻自在、使い方は自由です。

2歳頃〜:ごっこ遊び&作る遊び

【戦いごっこ】憧れのヒーローになり、物語世界の中を生きる
「乱暴」と思うかもしれませんが、戦う場面も含めて、想像の世界で物語が広がっています。憧れの人と自分を重ねる力が育った証拠。

【ままごと】他者になりきって演じる、究極のコミュニケーション遊び
料理、洗濯、家族のお世話。ママのまねをしながら「他者」になりきる高度な遊びです。アレンジのきく小道具をいろいろ用意して。

【折り紙】手指の器用さとイメージ力の両方を伸ばす
2歳ぐらいではまだ複雑なものは作れませんが、紙を折ることで、目と手先を連動させる力が育ちます。完成した作品で遊んだり、並べて絵にしたり、イメージする力も養います。

【人形遊び】小さなものへの愛情と、強い仲間意識を持つように
人形を、愛情を注ぐ対象にし始めます。「いいこいいこ」と寝かしつけたり、洋服を着せたり。お気に入りのぬいぐるみは、小学生になってもずっと子どもの精神安定の役目を担うことでしょう。

3、4歳頃〜:カードゲーム、けん玉

【トランプ】わかりやすいルールで、枚数を減らして挑戦
最初は「ぶたのしっぽ」など、めくって色を合わせるだけの遊びからスタート。4~5歳になると、神経衰弱が得意になる子も。

【かるた】絵と言葉の連動で、字が読めなくても遊べる
読み札と絵のイメージが合っていれば、字が読めなくても遊べます。絵が魅力的なものを選びましょう。文字への興味のきっかけにも。

【けん玉】子どもの手に合うけん玉で、できた!の感動を

目と手の連動と、バランス感覚を育てる遊び。小さい子でも使いやすいよう配慮されたけん玉を選び、「できた!」を体験させて。

脳を刺激!言葉遊びのすすめ

外出先の待ち時間などでも楽しめるのが言葉遊び。とっさに言葉を探すので「おりこうさん脳」もフル回転。語彙(ごい)もふえます。

【しりとり】
前頭葉の活性化にもってこいの遊び。「りんご…ご…ゴリラ!」と考えているときは活性化し、相手の順番のときには脳がリラックス。このメリハリが、働きのよい前頭葉を育てます。

【ほめごっこ】

人や物(スプーンやイスなど)などテーマを決め、順番にほめる遊び。言葉の最初に「いいですねー」をつけてほめ、適したほめ言葉が見つからなくなったら負け。コミュニケーション力が育ちます。

【連想ゲーム】

答えが「時計」なら、「ちくたく」「腕」「針」「時間」などヒントを出します。出題者になっても解答者になっても、物に対するイメージ力が必要。前頭葉もフル回転です。子どもはクイズ形式が大好き。
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記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんにおすすすめの積み木は?選びのポイントと遊び方のコツを紹介!【0・1・2・3歳】
記事を読む⇒⇒⇒【おうちでモンテッソーリ】0~2歳向けのアイディアと発達に合う手作りおもちゃも紹介

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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