10倍がゆ、軟飯、ごはん。離乳食の「おかゆ」の冷凍方法とおすすめレシピ

離乳食の基本ともいえる「おかゆ」。少量とはいえ、毎日ていねいに裏ごしするのは大変･･･。そこで役立つのが「フリージング」です。今回は、10倍がゆ、5倍がゆ、軟飯、ごはんの冷凍方法と、アレンジレシピをご紹介します。

炊きたてのおいしさをそのまま冷凍！〈おかゆ・ごはん〉の冷凍テク

離乳食初期（生後5～6ヶ月頃・ゴックン期）

約10回分
ごはん50gに水450mlを加えて炊いた10倍がゆをなめらかにすりつぶし、製氷皿に入れて冷凍する。凍ったら取り出し、フリーザーバッグに移して保存。製氷皿1ブロックに大さじ1〜2（15〜30g）を入れると使いやすい。

【解凍方法】
1回分（1〜2ブロック）を取り出し、電子レンジで加熱解凍する。

▶冷凍ごはんを使ったアレンジレシピ
豆腐がゆ
〈材料〉
冷凍10倍がゆ･･･30g（大さじ2）
絹ごし豆腐･･･25g（大さじ2弱）

〈作り方〉
1 10倍がゆは電子レンジで約30秒加熱解凍する。
2 豆腐をなめらかにすりつぶして①に加え、さらに20～30秒加熱し、よく混ぜ合わせる。

離乳食中期（生後7～8ヶ月頃・モグモグ期）

4回分
ごはん80gに水320mlを加えて炊いた5倍がゆ（全がゆ）を、フリーザーバッグに入れ、薄く平らな板状にする。1回の目安量（約50g）を1区切りに、箸などで筋目をつけて冷凍すると折りやすい。
※やわらかめの7倍がゆにしても。
※離乳食中期後半は、1回分は80gを目安に。

【解凍方法】
筋目から折って1回分を取り出し、電子レンジで加熱解凍する。

▶冷凍ごはんを使ったアレンジレシピ
トマトリゾット
〈材料〉
冷凍5倍がゆ･･･50g
トマト･･･20g（中1/8個）
粉チーズ･･･小さじ1/3

〈作り方〉
1 トマトは皮をむいて種をとり、細かく刻む。
2 鍋に5倍がゆとトマトを入れ、解凍しながらこがさないように煮立て、弱火で2分ほど煮る。
3 器に盛って粉チーズを振る。よく混ぜて食べさせる。

離乳食後期（生後9～11ヶ月頃・カミカミ期）

4～5回分
ごはん200gに水800mlを加えて炊いた5倍がゆ（全がゆ）を、1回分（約70〜90g）ずつ小分け冷凍する。
※離乳食後期後半は軟飯（離乳食完了期参照）にし、1回分は80gを目安に。

【解凍方法】
電子レンジで加熱解凍する。熱いうちにしらす干しなどを混ぜても。

▶冷凍ごはんを使ったアレンジレシピ
にら卵丼
〈材料〉
冷凍がゆ･･･70g
にら･･･2
溶き卵･･･1/2個分
植物油･･･少々

〈作り方〉
1 にらは5mm幅に刻む。
2 フライパンに油を熱し、にらを入れてさっといため、火が通ったら卵を加え、かき混ぜながら卵に火を通す。
3 冷凍がゆを電子レンジで約1分加熱解凍し、②をのせる。

離乳食完了期（生後1歳～1歳6ヶ月頃・パクパク期）

約5回分
ごはん300gに水600mlを加えて炊いた軟飯を、1回分（約90g）ずつ小分け冷凍する。
※離乳食完了期後半は（大人と同じかたさの）ごはんにし、1回分は80gを目安に。

【解凍方法】
電子レンジで加熱解凍する。熱々に加熱してチャーハンなどにもおすすめ。

▶冷凍ごはんを使ったアレンジレシピ
落とし焼き
〈材料〉
冷凍軟飯･･･90g
青のり･･･小さじ1/2
桜えび（刻んで）･･･小さじ1/2
小麦粉･･･大さじ1と1/2
水･･･大さじ1〜2
植物油･･･少々
※桜えびはアレルギーに気をつけましょう

〈作り方〉
1 冷凍軟飯は電子レンジで約1分加熱解凍し、青のり、桜えび、小麦粉を入れ、かたさを調節しながら水を加えて混ぜる。
2 フライパンに油を熱し、①を一口大に落とし入れ、両面をこんがり焼く。
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●電子レンジは表記がないものはすべて600Wを使用しています。500Wの場合は加熱時間を1.2倍してください。
●小さじ1は5㎖、大さじ1は15ml、1カップは200mlです。
●材料は特に表記のない場合、赤ちゃん1回分です。
●材料の分量は、皮や種を除いた可食部の重さをあらわしています。