【赤ちゃん】脳みその大きさはピンポン玉くらいに
脳みその大きさは、ピンポン玉くらいのサイズになりました。大きさだけでなく、シワも刻々とふえて脳の働きが成長しています。
大脳に前後を分ける大きな溝ができた先週。この大きな溝の顔側が感覚野で、頭頂部側が運動野で、つながって密接に連携しています。
皮膚から受ける刺激を感じる感覚野から、それに反応して体を動かす運動野が働き、体を動かす命令を出す、という連携です。この連携は、このあとずっと続いていき、刺激を受けることでこの反応・動きは発達していきます。
【ママ】赤ちゃんを想う気持ち、伝わっています
妊娠していることに、だいぶ慣れたころでしょう。おなかの赤ちゃんに気持ちを向かわせる時間をたくさんとってくださいね。
聴覚が完成するのももう少し先ですが、話しかける気持ちが、とても大事なのです。言葉や声として伝わるのはまだ先でも、気持ちの動きは確実に赤ちゃんに伝わっているのです。
【ドクターより】赤ちゃんを育む羊水、胎盤、へその緒
4ヶ月も終わりになると、胎盤が完成します。つわりがおさまってくるのも、胎盤が完するからです。
赤ちゃんがおなかのなかで成長していくには、羊水、胎盤、臍帯(へその緒)が必要です。赤ちゃんは子宮のなかの卵膜という薄い膜で包まれて成長します。その内側は体温よりも少しあたたかい38度に保たれた羊水で満たされ、クッションのように赤ちゃんを守ってくれています。赤ちゃんはおなかのなかで羊水を飲み、おしっことして排出しているのです。
胎盤は、赤ちゃんの成長に必要な栄養や酸素を運び、不要になった老廃物などを外に出します。臍帯は、胎盤と赤ちゃんをつなぐ生命線です。栄養や酸素を運ぶ静脈が1本、老廃物や二酸化炭素を排出する動脈が2本、計3本の血管が通っていて、ママの体を通して命をつなぎます。
そして出産が近づくと羊水は少しずつへり、胎盤の機能が衰え、赤ちゃんが生まれるとその役目を終えて、体外に排出されるのです。
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