2026年1月に第1子となる女の子を出産した吉田朱里さん。後編では、産後すぐに直面した新生児黄疸や授乳の壁、母乳・ミルク・搾乳を続けた日々、そして家族に支えられながら始まった赤ちゃんとの暮らしについて伺いました。育児に追われるなかでも、自分をかわいいと思える時間も大切にする――。吉田さんらしい産後の過ごし方と、ママになって感じた思いをお届けします。
黄疸で赤ちゃんは1日遅れの退院に
生まれた直後は紫がかって見えた娘。すぐに赤ちゃんらしい元気な肌色になりましたが、2日目以降は今度は黄色がかってきて。「みかんみたいな色になってる。もしかして黄疸?」とピンときました。
実は、妹の赤ちゃんも黄疸で入院が1日延びていたので、新生児黄疸については予習済み。案の定、うちの子も私より1日遅れで退院することになりました。
うまく吸えず、授乳は入院中から試行錯誤
お産入院中から苦戦したのは、授乳。なかなかうまく吸えなくて、のけぞって泣いてしまう。吸い方が分からなかったのかなと思います。あまりの全力拒否に、私も「なんかごめん」と思うんだけど、どうやって教えたらいいかもわからへん。
助産師さんが乳頭保護器を持ってきてくれたりして、丁寧にサポートしてくれたりしたのですが、それでもうまく飲めなくて。結局、ミルクを足しながら、まずは搾乳して母乳量を増やすことで対策をすることになりました。
こうして直接授乳ができないまま退院し、自宅でも試行錯誤の日々が始まりました。
母乳もミルクも搾乳も。授乳に苦戦した産後3週間

最初から哺乳びんで飲むことに慣れてしまったせいか、退院後もおっぱいを吸うのはなかなか難しいままでした。
ネット通販で乳頭保護器を片っ端から購入し、「これならどうだ!」とばかりに一回の授乳でいくつもの保護器を試しては、玉砕。最終的には、飲み慣れた哺乳びんの乳首部分を使うことで、なんとか直接飲めるようにはなりました。
ただ、それだけでは十分な量を飲むことができません。ある程度の時間、母乳を飲ませたら、赤ちゃんが疲れすぎないうちにミルクを作って、ミルクにバトンタッチ。そのあと私はまだ出しきれなかった分を搾乳して、次回分の母乳を確保する。
母乳もミルクも搾乳もするという、一番手間のかかる授乳スタイルで、とにかく時間がかかりました。気づけばあっという間に3時間がたっていて、すぐに次の授乳時間がやってくる。
その生活を3週間ほど続けていたときには、メンタルが削られていく感じがしました。
「できるところまで頑張りたい」と思った理由
それでも母乳も続けたいと思ったのは、身近な育児の先輩である妹も母乳で育てているし、「私だってできる!」と負けず嫌いな性格が顔を出したのかもしれません。
それに、母乳育児は、赤ちゃんにとってだけでなく、お母さんの産後の回復にもいいと聞いていたことも大きかったです。妊娠中に15kg増えた体重を、母乳で育てたら効率的に落とせるんちゃうか?という期待もありました(笑)。
だから、いわゆる“母乳神話”に追い詰められたというよりは、自分のなかで「やってみたい」「できるところまで頑張りたい」と思って続けていた、という感覚です。




