小さく生まれた赤ちゃんに、安全な「ドナーミルク」を届けている母乳バンクが今、ピンチに直面しています。全国のNICU(新生児集中治療室)への提供体制が広がる一方、物価や配送費、運営費などの高騰により、活動の継続が厳しい状況に。そこで一般社団法人日本母乳バンク協会は、必要とする赤ちゃんへドナーミルクを届け続けるため、クラウドファンディングをスタートしました。
そもそも「ドナーミルク」って?
ドナーミルクとは、基準を満たした女性から寄付された母乳を、母乳バンクで検査・低温殺菌・保管したものです。
日本では毎年、出生体重1,500g未満の赤ちゃんが約5,000人生まれています。母親の体調や治療などで母乳が十分に得られない場合、感染症や腸の病気から体を守るため、主にNICUで“つなぎ”としてドナーミルクが使用されています。
全国へ広がる一方、母乳バンクの運営は限界に
日本母乳バンク協会は、ドナーの健康チェックから、寄付された母乳の検査・低温殺菌・保管、医療機関への配送までを担い、全国50施設のNICUで年間約700~800人の赤ちゃんにドナーミルクを提供しています。
しかし、ドナーミルクは公的な医療制度の対象外。物価や配送費の高騰も重なり、年間約6,000万円かかる運営費の確保が難しくなっています。低温殺菌処理器の予備も不足しており、安定した提供を続けられなくなるおそれがあります。
制度化までの「運命の3年間」を乗り越えたい

現在、ドナーミルクを公的な医療制度に組み込むための検討が進められており、制度化の目標は2028年とされています。しかし、その時期を迎える前に母乳バンクの運営が維持できなくなれば、必要な赤ちゃんへドナーミルクを届けられなくなる可能性があります。
そこで日本母乳バンク協会は、この大切な期間を乗り越えるため、クラウドファンディングを開始しました。
小さな赤ちゃんへドナーミルクを届け続けるために
今回のプロジェクト名は、「小さな命守る『母乳バンク』継続へ、運命の3年間を乗り越えたい」。支援の募集は2026年9月18日(金)23時までです。
母乳バンクの活動を止めず、小さく生まれた赤ちゃんへ必要なドナーミルクを届け続けるために。プロジェクトの詳しい内容や支援方法は、下記のページから確認できます。
「小さな命守る『母乳バンク』継続へ、運命の3年間を乗り越えたい」プロジェクトページ
まとめ/Baby-mo編集部 情報提供/一般社団法人日本母乳バンク協会
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