初めての人工授精の感想は「え、もう終わったの?」
実際に人工授精をしてみた感想は、「え、もう終わったの?」。痛くもかゆくもなく、本当にすぐ終わりました。私は「人工」という言葉に抵抗があったのですが、友人や医師が「自然妊娠とほぼ変わらない」と言っていた意味がようやくわかりました。
うちみたいにセックスレスでタイミング法がうまくいかずに悩んでいるなら、悩んで時間を浪費するより、夫婦仲が悪くなるより、人工授精にステップアップしてもいいんじゃないかと思います。
そう言いながらも…、自分の周りには人工授精のことを言いたくないという気持ちもあって、ちょっぴり複雑です。やはりどこかに「自然に授かってこそ」という気持ちもあるのかな?親世代には不妊治療に抵抗がある人もいると思うので、親には言っていません。
妊娠合併症で、排尿のたびに激痛が!
2回目からは痛いホルモン注射もして、薬も飲んで、3回目の人工授精で妊娠しました。妊娠がわかったときは、大喜びするというよりも、肩の荷が下りたというか。正直言ってしまうと、おつとめを果たせてよかった、という感じでした。
それと同時に、出産への恐怖もわいてきました。もともと私が子どもを欲しくない、いちばんの理由が、出産が怖かったから。いつも冗談で、男性が産める時代になったら、ぜひ子どもが欲しいと言っていたほどです。妊娠したということは、もう出産の恐怖からのがれられないんだと思いました。
そして以前から指摘されていたとおり、子宮筋腫のせいで妊娠合併症になってしまいました。仕事中、急におなかが痛くなって、もう立っていられないほどに。病院に行きましたが、日曜日だったので担当医がいなくて、痛み止めをもらって帰ったのですが、おなかが痛すぎて横になることすらできず、座椅子に座ったまま、クッションを当てて寝ていました。
いちばんつらかったのは、筋腫と膀胱の位置によるのか、排尿のたびにものすごく痛かったこと。トイレに行くのが恐怖でした。休み明けに受診すると、やはり筋腫が悪さをしているということで、3週間ほど出勤停止になり、抗菌剤の点滴を毎日することに。
その後も、ちょっと歩くだけでおなかが張るし、またあの激痛がきたらどうしようと思うと、一人で電車や車に乗るのも怖くて、誰かがそばにいないと不安でした。
筋腫があると、出産時に出血多量になる可能性もあるからと、事前に自分の血液を採り、輸血用にためておきました。いろいろなリスクを抱えながらも、ふたを開けてみれば自己血を使うこともなく、自然分娩できて本当に幸運だったと思います。

赤ちゃんの4D写真を見たときは、この子が成長して人間になっていくのか…と不思議な感覚でした。




