妊娠を妨げるNG生活習慣
胚移植後に限定したことではありませんが、何よりNGな生活習慣は喫煙です。
喫煙は妊娠率を低下させ、流早産を起こしたり、胎児の発育を妨げるなど、よいことは一つもありません。夫の喫煙による受動喫煙も、妊娠出産に悪影響があることが明らかになっています。妊娠を望んだ時点で、ご夫婦そろって禁煙しましょう。
飲酒には、喫煙ほど明らかな妊娠への影響はないとされていますが、飲みすぎはやはり禁物です。女性は男性にくらべ、アルコールを分解する能力が低いため、酔いやすく、酔いが醒めるまで時間がかかることが知られています。お酒にはリラックス効果もあり、完全にやめることがむしろストレスになる人もいるでしょうが、妊活中も妊娠中も、赤ちゃんへの影響を考え、できるだけ控えるようにしましょう。
カフェインは、妊娠中に1日300mgを超えて日常的に摂取すると、流産や赤ちゃんの低体重を招くことがあるとの報告がありますが、200mg以下(1日にコーヒーをマグカップ1~2杯程度)であれば、その心配はないとされています。

NGではなく、その逆に、妊娠を考えたときから意識して積極的に摂取したいのが、葉酸とビタミンDです。葉酸は赤ちゃんの細胞をつくるのに欠かせない栄養素で、不足すると先天性の障害(神経管閉鎖障害)が出ることがあります。ほうれんそうやブロッコリーなど緑色の野菜やいちご、アボカド、納豆などに多く含まれていますが、妊活中や妊娠初期に必要とされる量を、食事のみからとるのはむずかしいので、サプリメントでの摂取が推奨されています。
ビタミンDは卵巣機能を向上させ、体外受精での妊娠率を上げることにも関わっていることが最近の研究で明らかになってきました。
実際に不妊で悩む方の血液中のビタミンD濃度を調べると、不足しているかたが多いのです。ビタミンDは日光を浴びることで形成され、多く含まれている食品は鮭やいわしなどの魚類、きのこ類、卵などですが、必要量を摂取するには、やはりサプリメントを利用するとよいでしょう。
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