②治療について正しく理解する!

〈検査は?〉血液検査、超音波検査で見つかります
問診でこれまでの治療歴や月経周期について、基礎体温表などをチェック。その後、超音波検査や血液検査で多囊胞性卵巣症候群かどうかを調べます。
腟から細いプローブを入れて卵巣の中を確認する超音波検査をすると、多囊胞性卵巣症候群だった場合、卵巣の外側に未熟卵胞が並んだ「ネックレスサイン」が見られます。
ネックレスサインとは?
卵胞がネックレスのように見える状態

多囊胞性卵巣症候群の人が超音波検査をすると、卵巣の表層部(いちばん外側)に10mm以下の育ちきらない原始卵胞が12個以上並んで見えます。これがネックレスのように見えるため、「ネックレスサイン」と呼ばれています。
〈治療は?〉正常な排卵を促すため排卵誘発を行います
排卵誘発剤で成熟卵の排卵を促し、タイミング法や人工授精にトライ。多囊胞性卵巣症候群の場合、排卵誘発剤はクロミッドよりフェマーラが有効といわれています。
排卵誘発剤に対する過剰反応で起こる卵巣過剰刺激症候群や、注射を多く使わなければいけない場合などは、卵胞の発育をコントロールできる体外受精に進みます。
血液検査でわかる多囊胞性卵巣症候群の特徴
●インスリン濃度が高い
血糖値は正常でも、血糖を下げる働きをする、すい臓から分泌されるホルモン「インスリン」の濃度が高い値を示します。その結果から、糖負荷検査でインスリン抵抗性の有無を調べます。
●AMH値が高い
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、原子卵胞が発育するときに分泌されるホルモン。排卵とともに減少していくホルモンですが、排卵されない未熟卵胞が多く残るため、値が高くなります。
●黄体化ホルモン(LH)> 卵胞刺激ホルモン(FSH)
生理中の血液検査では、FSH>LHになるのが一般的ですが、多囊胞性卵巣症候群の場合はLHが高くなります。また、テストステロンなどの男性ホルモンが高くなりますが、毛深いなどの男性的な特徴は日本人には当てはまらないこともあります。
*『赤ちゃんが欲しい 妊活パーフェクトガイド』から転載しています。
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