当時は「妊娠することがすべて」だと思っていた

社員はほとんどが女性で、独身の先輩も多く、結婚していてもお子さんがいない方もいました。きっとなかには子どもをあきらめた方もいらっしゃったと思います。そういう環境で、私だけが「子どもが欲しくて病院へ通いたいから遅刻します」とは言い出しづらかったです。
なので、「婦人科系で気になるところがあるので」などと伝えていました。でもそうすると、過度に心配されてしまって。「体調悪いの?」と聞かれるたびに、申し訳なく心苦しかったです。
治療がうまくいかなかった日の会社では、ひどく落ち込んでいたり、なぜダメだったのかを検索したり、仕事に集中できずに期限のある業務をすっかり忘れてしまったり…。
当時は、妊娠することがすべてだと思い、仕事との両立をむずかしく感じていました。
39歳で体外受精にステップアップ。妊娠の確率は0.08%?
39歳のときに自然周期の体外受精ができる病院へ転院。このクリニックはとても人気でいつも混んでいましたが、いい意味で流れ作業的でスムーズ。大幅に時間が押すということがなく、時間が読めたことが仕事と両立するうえでとても助かりました。
ここではじめて甲状腺の病気を持っていることがわかり、AMH(アンチミューラリアンホルモン)値が著しく低いことも判明!「妊娠できる可能性は0.08%」と医師からはっきりと言われ、非常に落ち込みました。
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ちょうどそのころ、友人が挙式をすることになり、ハワイ旅行へ。そこでもらった夫からの手紙に、「ふたりで気軽に旅行ができるのも、子どもがいないから。そういう人生も楽しいと思うよ」と書かれていて。
それを読んで「子どもがいない人生もいいか」と思えて、肩の力が抜けたというか。そんな気持ちになったからか、1カ月後のはじめての体外受精で妊娠。可能性「0.08%」ですから、まさか1回目で妊娠できるとは思っていなかったので驚きました。
きっと、ドクターも驚いていたんじゃないかなと思います(笑)。
*妊活メディア『赤ちゃんが欲しい』の記事を再編集しています。
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